【採用事例インタビュー Vol.2】「コロナ禍での新しい出会い」を重視する採用スタイル にマッチした株式会社KIDS-COASTER(tiit tokyo)のケース
NESTBOWLを活用いただいている企業の方に聞く「採用事例インタビュー」第2弾。お話を伺ったのは、ファッションだけでなくさまざまな業界・分野においてデザイン、プロモーション、マーケティングなどを総合的に手がけている株式会社KIDS-COASTER代表取締役 岩田 翔氏。NESTBOWLに求人を掲載し、1名のパタンナーの採用を決めた。求人媒体としてNESTBOWLを活用するメリット、ビジネスパートナーとの出会い、同社の今後の展望などについてお話を伺った。
―御社には、以前からNESTBOWLのクリエイティブ制作でお世話になっています。今回のインタビューにあたり、改めて事業内容について教えていただけますか。
2011年に女性向けファッションブランド『tiit tokyo』を発表し、その後2014年にKIDS-COASTERを会社として立ち上げました。『tiit tokyo』は国内外で展開しており、2012年からは東京コレクション(現Rakuten Fashion week TOKYO)公式スケジュールに参加しました。一方で、会社としては自社ブランドを展開しながら、映画やイベント、コスメなどメーカー商品のクリエイティブ、プロモーション、マーケティングなど総合的なブランディングも行っています。ファッション業界において、自社プロダクトを持ちながら、外部プロジェクトを積極的に手掛ける会社はさほど多くはありません。ファッション業界においては珍しいかもしれませんね。
業界の枠にとらわれず仕事ができているのは、たくさんの「出会い」があったからなんです。たとえば業界によっては、未だに古いやり方でPRやプロモーションをしています。その中で、うちは業界外からの参画でルールやしがらみに囚われない自由な発想で提案をするので、そこをクライアントさんが気に入ってくれると、どんどん仕事も交流も広がります。

―これまでのつながりもあり、今回NESTBOWLを導入していただきました。
以前の採用は紹介や元々の仕事仲間、会社の公式Instagramで発信といった感じで、求人媒体を使うのは初めてでした。パタンナーを探していたので、ファッション業界に強く、なおかつ仕事としてもお付き合いのあるNESTBOWLなら安心できると思い、求人を出してみようという結論に至ったのです。おかげさまで1名の採用が決まりました。
―利用されてみていかがでしたか?
これまでは、ありがたいことに人との出会いが割と多かったんです。でもここ1年半はコロナ禍で以前のように人に会うことができなくなり、新しい出会いを開拓する機会が減ってしまいました。紹介されてもオンラインとなると、お互いに何となくハードルが高くて、聞きたいことも聞きづらい。人事や採用の専門部署がある大きな会社ならコロナ禍ならではの採用システムに移行できるのでしょうけれど、うちのように小さな会社だとそうもいかない。その点NESTBOWLは「出会いの場」をうまく提供してくれるので、使いやすかったです。チャットベースでやりとりできるのもメリットのひとつだと思いました。
―そう言っていただけると嬉しいです。今回に限らず、採用の際にもっとも大切にしていることは何ですか。
第一印象や直感でしょうか。社員やパートナーとしてうちの雰囲気に合うかどうかは重要なポイントです。たとえば完全に外部に業務委託する人材であれば、その分野のプロフェッショナルとしてのクオリティや金額をまず考慮して選択するわけですが、毎日一緒に働くとなると、まずは人間性なんです。スキルは入社してからでも身に付けることができますから。

―御社で活躍されている方は、具体的にはどのようなタイプですか。
一生懸命な人、嘘をつかない人、誠実な人ですね。まあ、人として当たり前のことではありますが。それからファッションが好き、クリエイティブが好き、というのは必ずベースとして皆持っています。ファッションやクリエイティブを扱う会社なのだから、応募者にとっても当たり前と思われるかもしれませんが、実は面接などで話していると、「あれ?ちょっと別の目的を持って応募しているのかな」と感じることがたまにあったんです。というのもうちは映画や撮影、キャスティングなどの仕事もやっているので、タレントに会いたいから、というような(苦笑)。そういうのって、口には出さなくても面接で話していると何となくわかってしまいますからね。
―なるほど(笑)。組織体制について教えてください。
会社を立ち上げた頃は、固定メンバーが多いのはむしろリスキーだと考えていたので、フリーの外部スタッフをプロジェクトベースで組むことが多かったです、いわゆる業務委託ですね。けれども様々なプロジェクトが増えるにつれて、正社員というコアな仲間の必要性を非常に感じるようになりました。今ではとても大切な存在となっています。現在は正社員が8人、非常に近しい外部スタッフを含め20名弱が会社のメンバーです。なかには正社員ではないけれど毎日会社に来る人も数名います。彼らの仕事の7割ほどがうちの仕事で、あとは別の仕事をしていて、うちのオフィスを拠点にしています。このように今の時代に合った多様かつ自由な働き方は、これからも継続していきたいと思っています。

―御社はジャンルを問わずさまざまなプロジェクトを組み、遂行されていますが、プロジェクトを進めるうえで大切にしていることは何でしょう。
2年ほど前からプロジェクトべースで利幅など「お金」のことをオープンにし、わかりやすく社内共有するようになりました。自分が関わる仕事のなかで、お金がどのように動いているのかがわかると仕事への責任感が増しますし、ムダなことも見えます。これにより透明性があってオープンなカルチャーを作っていけたらと考えています。
また、プロジェクトにおいて冷静に状況を見極めながら減らせるコストは減らし、その分単価を上げて関わるクリエイターに還元したいとも思っています。単価を上げてクリエイティブの価値を担保することは、会社にもクリエイターにもクライアントにもメリットがあると考えています。
―御社と一緒にやりたい、というクリエイターも増えそうですね。今後の求人にあたってもNESTBOWLの活用をお考えですか?
ええ、その際はまたNESTBOWLでの採用も視野に入れています。NESTBOWLは社員の採用だけでなく、インターン、ビジネスパートナーの募集もできるオープンなプラットフォームなので、ビジネスマッチングを行う上ではとても使いやすくメリットも大きい媒体だと思います。無料で使えるプランもあるので、小さな会社やスタートアップの会社にもおすすめしたいですね。
多様な働き方を推奨する株式会社KIDS-COASTER。さまざまな業界の仕事を手掛ける会社だからこそ、「新しい出会い」や「業界の固定概念にとらわれない仕事のやり方を模索すること」が大切だと岩田氏は語る。「出会いの場」を大切にしているNESTBOWLの新しい活用方法も広がっていきそうだ。
Brand Information

tiit tokyo
『tiit tokyo(ティート トウキョウ)』
「日常に描く夢」をコンセプトに、独特な世界観から描き出された上品かつ叙情的なコレクションを発表。産地とともに作り上げる繊細な色使いの素材をデザインに落とし込み、洗練されたコンテンポラリーウェアを展開。