「スペースデリバリープロジェクト- RETURN to EARTH -」について

ISS「きぼう」日本実験棟の中型曝露実験アダプタ (i-SEEP)に搭載する新たな簡易材料曝露実験ブラケット(ExBAS)を活用したプロジェクトで、Space BD主導で広く参加団体を募り、対象品の選定から打上げ、地上回収までのあらゆるサポートを遂行します。既に実施している第一弾では、民間企業や研究機関などと協同し、研究用素材、写真、イラストなどの様々な物品を2022年2月20日に打上げを行いました。地球に帰還した対象品はそれぞれ、実証実験の検証や教育、企業のマーケティング活動などに活用される予定です。

今回この壮大なプロジェクトの第２弾が実施されることになり。職人が叩いた銅板を４枚活用したプロダクトコラボレーションのパートナーを広く募集いたします。

スケジュール
2022年10月：JAXAへ対象品の引き渡し（済）
2022年度内：国際宇宙ステーションの補給船に搭載し輸送 （済）
2023年4月現在：船外実験プラットフォームにて約6か月の間、宇宙空間に曝露
2023年度末まで：対象品をISS船内に回収し、補給船で地球に再輸送
2024年春（予定）：プロダクトコラボ商品実製品開発→発表

伝統工芸、宇宙、Space BD、新潟、銅、高級品、車、時計、金属加工、茶器、ものの付加価値、経年変化

200年７代に渡って、急須や湯沸を軸に銅器を製造してまいりました。私たちの職人がひたすら叩いて完成したものは、使えば使うほど色が深まります。赤ちゃんが大人になると同じように、銅器の表情が成長し唯一無二の製品がさらに使い手の独自のものになります。愛着が湧き、大切に使うきっかけにつながりますし、そうすることで自分自身の時間や周りの人を大切にするという感覚が育まれます。今回のプロジェクトでは、SpaceBDのご支援の下、今まで地上でしか存在しなかった伝統工芸が地球から旅立った第一歩です。地上での生活提案だけではなく、ここから向かう将来の宇宙での生活に対して新たな提案ができると期待しております。このようなことに関心をもっていらっしゃるパートナーを募集しております。