【12/9(月)開催】「KEF」×「みなべクラフト梅酒」のコラボイベント!極上サウンドとこだわりの梅酒で、“答えのない時間”を体感しよう NEW
心地よい音楽を聴きながら、おいしいお酒を味わう――忙しい日々を送る大人にとって、何にも代えがたい安らぎのひとときだ。もし、その音とお酒がクラフトマンシップの詰まった“本物”であったなら、どんな心地よさをもたらしてくれるのだろうか。
まさにそれを体感できるイベントが、12月9日(月)に東京・南青山「KEF Music Gallery」にて開催される。イギリスの老舗スピーカーブランド「KEF」と、日本一の梅産地・和歌山県みなべ町から生まれた「みなべクラフト梅酒」によるコラボイベントで、会場では厳選された梅酒と音楽のペアリングを体験できる。
イベント開催を記念し、KEF Japanの福島真澄さんと「みなべクラフト梅酒」の高田遼さんに、互いに共感しあうブランド理念やイベントに込める想いについて伺った。
福島真澄さん/株式会社KEF Japan コマーシャル・ディレクター(写真:左)
10歳~15歳までをアメリカで過ごす。アディダスジャパンやナイキジャパンのマーケティングや営業職など、外資系スポーツブランドに長く携わる。その後、異業種であるラッシュジャパンやBMWジャパンにてマーケティング、営業企画キャリアを積む。2020年、KEFジャパンに入社し、マーケティング責任者に就任。その後、KEFジャパン全体を率いる現職に就く。
高田遼さん/株式会社CU9 代表取締役(写真:右)
和歌山県みなべ町出身。早稲田大学卒業後、三菱商事株式会社に入社。その後、外資系生命保険会社の営業、デザイン会社のマーケティング、株式会社ディー・エヌ・エーの事業企画などに携わる。 2021年、デザイン会社在籍中に株式会社CU9を創業。同年末より、和歌山県みなべ町の小規模農家が自家栽培した南高梅を使ったブランド「みなべクラフト梅酒」をスタート。
両ブランドに共通するのは、本質を追求したものづくり
― サウンドとお酒、異なる2つがコラボイベントを開催するに至った経緯は何でしょう。
福島真澄さん(以下、福島):互いのブランドフィロソフィーに、共感する部分があったのが一番の理由です。「KEF」も「みなべクラフト梅酒」も、マス向けではなく、こだわりを持った方々に向けて提案していますし、本質を追求したものづくりを行っている。そして、ジャンルはまったく異なりますが、“嗜好品”という意味では親和性があると感じています。
高田遼さん(以下、高田):まさにそうですね。両ブランドには、クラフトマンシップとクリエイティビティがある点も共通しています。僕自身、梅酒をつくる上で、この2つの掛け算をとても大事にしているんです。愛を込めてすごくいいもの・本物をつくる、そして“かっこ良さ”からも逃げたくない――この想いが常にあります。そこを妥協してしまうと、嗜好品としてはかなり欠落してしまうと思うから。
福島:「KEF」も「みなべクラフト梅酒」も、クラフトマンシップとクリエイティビティが詰まった本物であるのは間違いない。それは体感してもらうことで、きっとわかってもらえるはずです。
ハイフィデリティの世界で革新を続ける「KEF」
― それぞれ、どんなブランドなのかお教えいただけますか。まずは、「KEF」からお聞きします。
福島:「KEF」は、1961年にイギリスで創設されたスピーカーブランドです。創業者のレイモンド・クックは、もともとイギリスBBCの音響エンジニアで、録音された音を忠実にそのまま再現することにこだわりました。これは原音再生といって、英語ではハイフィデリティといいます。没入感溢れる音の世界がそこにあります。
「KEF」は、ハイフィデリティを追求し続けてきたブランドであり、その過程では常に新しい試みを行ってきました。例えば、新素材を取り入れたり、革新的な技術を開発したり。すべては、素の自然の音(原音)をそのまま再生するため。そこにまっすぐ、真面目に取り組んできたブランドです。
― それを聞くと、オーディオマニアの方のためのブランド?と思いますが、スタイリッシュなデザインですし、幅広い方々に支持されているそうですね。
福島:デザインにもかなりこだわっていますし、ここ10年はアクティブスピーカー(アンプ内蔵型)を多く揃えています。そのため、いわゆるマニアではない、一般の方々でも簡単・シンプルに扱うことが可能です。普段家で聴く音楽や、見る映画のサウンドを少しグレードアップさせて楽しみたい、そんなときに「KEF」を選んでもらえたら嬉しいですね。
― 12/6のイベント会場となるこちらは、ショールームなんですよね。
福島:そうです。3フロア・5ゾーンで構成されていて、「KEF」製品を知る・体験できる場となっています。マニアの方のための「The Ultimate Experience Room」から、気軽にリラックスして体験したい方のための「The Wireless High-Fidelity Lounge」、「The Extreme Theatre」などがあります。お客様のニーズに合わせて、「KEF」の製品を体験してもらえる場所です。
“梅の味がする梅酒”に感動し、ブランドがスタート
― 続いて、「みなべクラフト梅酒」についてもお聞きします。ブランドスタートのきっかけは何だったのでしょう。
高田:僕、もともとお酒が大好きで仕事でもプライベートでもよく飲んでいたんです。ただ、梅酒は甘ったるいイメージがあり、ほとんど飲んだことはありませんでした。ちょうど今から5年くらい前、たまたま地元・和歌山県みなべ町のお祭りに行ったときに梅農家がつくった梅酒を飲んだんですね。その瞬間、「梅酒って、本当に梅の味がするの!?」と、衝撃が走りました。従来のイメージとは異なるその味わいに感動して、思わずボトルを何本も買って帰ったほど(笑)。
もうひとつ驚いたのが、「これだけお酒を飲み歩いてきたのに、こんな梅酒があるなんて知らなかった」ということ。みなべ町は小さな町ですが、紀州南高梅の発祥の地で知られ、国内外の梅産業を支えてきた町です。僕の生まれ故郷でもありますし、これまでのキャリアを活かしたら面白いブランドがつくれるかもしれないと考えました。そこで、母と一緒にブランドを立ち上げることにしたんです。
― そうなんですね。「みなべクラフト梅酒」はどんな梅酒なのでしょう。
高田:つくり手の顔が見える“Farm to Table”な梅酒で、私たちは「クラフト梅酒」と呼んでいます。梅酒に使う梅は、うちを含めた4軒の梅農家が大切に育てた南高梅。長年家庭で受け継がれてきたレシピで仕込んで梅酒をつくっています。
上質な音と味わいが生み出す、豊かな時間
― 12/6のイベントは、どんな内容を予定しているのでしょうか。
高田:当日は、6種類の「クラフト梅酒」をご用意。「KEF」の高品質なサウンドと「クラフト梅酒」のペアリングを楽しんでいただく予定です。
福島:音、香り、味わい……五感で存分に感じてもらう時間になるでしょうね。高品質なサウンドというと、敷居が高く感じる方がいるかもしれませんが、難しく捉えずに、その豊かな時間をシンプルに楽しんでいただければ。
高田:自分の中に湧き上がる感情や想いも感じてもらいたいですね。音や味から想起するものは、人それぞれ。そこには正解も間違いもない。言ってみれば、それは、“答えのない時間”なのかもしれません。
福島:いいですね、その表現。忙しいとつい忘れてしまいがちですが、日々の中にはそうした、“答えのない時間”をつくることがすごく大事だと思います。それがあるから、新しい発想が生まれたりするし。
高田:ですね。音楽を楽しみながら、美味しいお酒を飲む――それって、本来とてもシンプルなことで、難しいことではありません。普通にそれを体験するだけでも十分ですが、ワンランクアップしたサウンドとお酒は、その時間はより一層豊かなものにしてくれます。イベントでは、本質にこだわる2つのブランドを通じて、ぜひそれを体感していただきたいです。
12月9日(月)に「KEF」×「みなべクラフト梅酒」のコラボイベント「タイムレス・クラフト – ゴールデン・チューンと梅酒の出会い」が東京・南青山「KEF Music Gallery」にて開催されます。心地よい音楽を聴きながら、おいしい梅酒のペアリングを楽しみたい方はこちらから詳細をご確認の上、ぜひご参加ください。
文:鈴木 里映
撮影:船場拓真