「CASETiFY」好調の背景に、チームが輝く組織づくり。テックアクセサリーブランドからライフスタイルブランドへ進化中 NEW
2011年にウェス・ウンとロナルド・ヤンによって設立された、香港とロサンゼルスを拠点とするテックアクセサリーブランド「CASETiFY」。日本では9店舗を構え、店舗・オンライン共に売り上げは好調。現在はトラベル市場にも参入し、ライフスタイルブランドとしても注目を集めている。世代や国籍、性別を問わずブランドが支持されている理由はどこにあるのか。5月にリニューアルオープンした渋谷PARCO店にて、CASETiFY Japan ゼネラルマネージャー、ゲーリー・福元さんに「CASETiFY」が成長を続ける理由、今後のビジョンを伺った。
ゲーリー・福元さん/CASETiFY Japan ゼネラルマネージャー
アメリカ・カリフォルニア州の大学在学中からファッションブランドでグリーターとしてアルバイトを始め、卒業後に同企業へ正社員入社。店長やエリアマネージャーとしてキャリアを積み、赴任先となった日本本社ではプロジェクトマネージャーや店舗運営マネージャーとして従事。退職後は、ラグジュアリーブランドやグローバルスポーツブランド、ストリートブランドの要職を勤める。2024年9月、CASETiFY Japanにゼネラルマネージャーとして入社。
入社の決め手は、「CASETiFY」に感じた成長の可能性
─ ゲーリーさんがCASETiFY Japanに入社する以前のキャリアについて教えてください。
生まれはアメリカで、弁護士になるためにカリフォルニア州ウエストウッドの大学に通っていました。ただ、経済的に余裕のある暮らしではなかったので、好きだったファッションに関係することでお金を稼ごうと考えました。その後、当時(80年代後期)流行していたグローバルファッションブランドでグリーター(店舗でお客様を出迎え、接客販売を担当する仕事)として働き始めました。最終的には日本本社へ赴任して店舗運営マネージャーを勤めるまでに至りました。
2003年6月、約12年間勤めた企業を退職した後は、ラグジュアリーブランドやスポーツブランド、ストリートブランドなどいずれも世界的人気を誇るブランドに身を置きながら、ディレクターやヴァイズプレジデントのポジションを通してリーダーシップを培ってきました。そういった中で大切にしてきたのは、現場感覚とチームづくり。特に店舗での現場経験は私のキャリアの原点であり、今でも判断軸となっているのは現場の声です。
─ 名だたるブランドでキャリアを積み上げてきたかと思いますが、入社に至るまでに共通していることはありますか。
商品はもちろん、接客のクオリティを含めてブランドが好きだったこと。実はCASETiFY Japanへ入社する前、数社からオファーを受けていました。ただ、ほとんどの企業が私の生活に馴染み深い商品・サービスを提供しているわけではなく、その時点で選択肢として考えることは限りなく低かったです。
─ 裏を返すと、もともと「CASETiFY」はゲーリーさんの生活に馴染み深いブランドであったわけですね。
おっしゃる通りです。オファーを受ける前から、「CASETiFY」のテックアクセサリーは愛用していましたし、渋谷PARCO店にも足を運んでいました。丁寧な接客に加えてデザインと機能を両立させたオリジナルアイテム、様々なキャラクターとコラボレーションしたアイテムなど、ワクワクが詰まった空間はとても魅力的でした。
オファーを受けてから話し合いを重ねるなかで、「CASETiFY」のポテンシャルやスピード感、カルチャーに面白さを感じるようになりました。最終的には、性別や年齢、国籍を問わず多様なバックグラウンドを持つ素晴らしいスタッフ達との出会い、チームの誰もが事業を“自分ごと”として働いている姿が決め手となりました。要は、「CASETiFY」に成長の可能性を強く感じたんです。

ブランドの成長はチームが輝ける環境があってこそ
─ 2024年9月にご入社されたとのことですが、ゲーリーさんのミッションについて教えてください。
CASETiFY Japanのゼネラルマネージャーとして、日本市場のビジネス全体をリードする役割を担っています。店舗運営から始まり、マーケティングや人材採用、企業カルチャーの醸成など多岐に渡ります。いずれも、「CASETiFY」の成長を加速させていくためには重要なことですが、どのセクションにおいても常に意識しているのは、「チームが輝く環境をつくること」です。チームが主体性を持って挑戦し、成長できる環境を整備することが私に課せられた一番のミッションだと考えています。
─ 店舗、オンラインともに好調な理由は、そうした環境づくりが後押ししているのでしょうか。
そのように思っています。2011年、「CASETiFY」はカスタマイズ可能なスマートフォンケースブランドとしてスタートし、2025年現在、日本国内では9店舗を展開し、全世界で2,000万個以上のスマートフォンケースを販売しています。今も右肩上がりの成長を続けてますが、お客様一人ひとりの幸福感をより高めるために、テックアクセサリーに留まらず、人々の暮らしや旅のスタイルに寄り添うグローバルなライフスタイルブランドとして地位を築くことを目指しています。
─ 国内で9店舗という規模感についてはどのように考えていますか。
正直に申し上げると、現在の9店舗はあくまでスタート地点にすぎません。日本のように、実際に商品を“見て・触れて・体験する”ことを重視する市場においては、リアルな店舗の存在が不可欠だと考えています。ありがたいことに、現在多くのデベロッパー様から出店のお声がけをいただいており、今後数年で既存の都市での拡大はもちろん、新たなエリアに多くの店舗を展開していく予定です。とはいえ、私たちは勢い任せに展開を進めるのではなく、ブランドの世界観とクオリティを守ることを何より大切にしています。策定したロードマップに基づき、“正しい場所に、正しいストアを、正しいチームで”展開していくことで、CASETiFYならではの体験を日本全国へと広げていきたいと考えています。

日本は、グローバルに影響を与える創造の発信地
─ 日本市場についてどのようなイメージを持っていますか。
先ほどの話にも通ずることですが、日本市場はクラフトマンシップやオーセンティシティ、ストーリーテリングを重視します。この傾向については、「CASETiFY」のブランドDNAと非常に相性が良いと考えています。なぜなら、保護機能と美しさを兼ね備えた商品をベースとして、世界にひとつだけのテックアクセサリーが作れるカスタマイゼーションサービス、ジャパンカルチャーを代表するアニメやキャラクター、アーティストとのコラボレーション商品を次々と世に送り出し、お客様の幸せに繋げてきた自負があるからです。
そういった点では、店舗でお客様と接するスタッフからのトレンドを加味したアイデアはプロジェクトの起点となることも少なくないため、やはり現場の声は欠かせません。日本はビジネスの成長市場としてだけでなく、グローバルに影響を与える創造の発信地として捉えています。
─ スーツケースも展開するライフスタイルブランドを目指すきっかけは何だったのでしょうか。
創業から14年間、テックアクセサリーブランドとしての地位を築き上げてきました。なかでも、カスタマイゼーションのサービスは革新的で、多くのお客様の自己表現ツールとしても機能を果たしています。
そして、その延長線上で「旅」という新しいシーンへ進出することはとても自然な流れでした。私たちが提供してきたスマートフォンケースと同様、バウンステクノロジーとカスタマイズの仕組みを応用したスーツケースを皮切りに、一人ひとりのライフスタイルに寄り添うブランドとして成長していきたいです。

自分らしさに誇りを持ち、キャリアを築ける会社にしたい
─ CASETiFY Japanの企業カルチャーを教えてください。
本社と店舗の垣根が一切なく、ボトムアップで事業へ反映させていくカルチャーが根づいています。そこには、私自身、入社の決め手となったスピード感、クリエイティビティ、そしてインクルーシブが共存している点が大きく影響していると思います。ポジションやセクションを超えたブレインストーミングから始まり、協力や挑戦に重きを置くことによって、強固なチームがつくり上げられているのです。
それに、お客様と商品を繋ぐリテールスタッフがハッピーでなければお客様にハッピーを届けることは出来ませんし、「CASETiFY」の未来を明るいものにするカルチャーを築き続けることはできないでしょう。私が現場からキャリアをスタートさせたように、次世代を担うリーダーが生まれる環境をより良いものしていくことは重要な使命です。
─ ブランドの成長をさらに加速させるために、どのような人と働きたいと考えていますか。
好奇心旺盛で情熱を絶やさず、「CASETiFY」のチームの一員であることを誇りに思って働ける人ですね。特にリテールスタッフはブランドの顔とも言えるので、人との繋がりを大事にしながら良い雰囲気づくりが出来る人を求めています。もちろん、業務経験は評価項目のひとつとなりますが、何よりもマインドとハート、「CASETiFY」が好きであることを重要視しています。
─ 最後に、CASETiFY Japanをどのような会社にしていきたいですか。
働く環境としては、もっともっと自分らしさを誇れる会社にしていきたいです。個人のクリエイティビティが事業に反映され、単に仕事をこなす場所ではなく、キャリアを築いていける場所になることを目指しています。CASETiFY Japanが、社内外の人々にとってインスピレーションとなる存在になれたら嬉しいです。そしてチームの一員として働くことを考えてくれる人には、無限の成長可能性を秘めた「CASETiFY」でともに世界シェアNo.1になりましょうと伝えたいです。

<CASETiFY Japan HR Manager サンディ・ワンさんからのメッセージ>
私たちは、社員一人ひとりが『自分らしく』いられる環境を大切にしています。あなたの得意なこと、情熱を傾けられることを存分に活かし、共に成長していきましょう。新しい一歩を踏み出すあなたを、心からお待ちしています。ぜひ。こちらからご応募ください。
文:芳賀たかし
写真:船場拓真
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