【イベントレポート】業界の垣根を超えて250名が参加!業界最大級交流イベント「NESTBOWL Brand Convention 2025」Supported by TikTok for Businessを開催 NEW
2025年5月27日(火)、TRUNK(HOTEL) CAT STREETにて行われた「NESTBOWL Brand Convention 2025」Supported by TikTok for Business。業種を超えた出会い、そして新たなビジネスの可能性を創出するネットワーキングイベントとして好評を得ており、開催は3回目。今回はブランドビジネスに携わるエグゼクティブ層・マネジメント層を中心に約250名が参加した。
本レポートではゴールドスポンサーであるTikTok for BusinessやシルバースポンサーのWORLD MODE HOLDINGS、Davidoff of Geneva JAPANへの担当者インタビュー、そして会場を華やかに盛り上げるビバレッジスポンサーなどのブース紹介などイベント全体の様子をお届けする。
オープニングでは協賛企業による今後の展望を踏まえた挨拶も
イベント開場時刻の17時30分。会場であるTRUNK(HOTEL) CAT STREETのバンケットルーム「ONDEN」には続々と参加者が集い、18時を迎えるとすでに200名を超える盛況ぶりを見せた。その多くがブランドビジネスを展開する企業のエグゼクティブ層・マネジメント層。マーケティングや事業企画、ブランド戦略などに深く関わるビジネスパーソンが中心だ。
ラグジュアリー、ファッション、ビューティ&コスメ、スポーツ&アウトドア、エンターテイメント、テクノロジー、ライフスタイル、その他の8つの業界をそれぞれ色分けし、参加者には属する業界と同じ色のネームステッカーを配布。会場中心に設置された8つのハイテーブルも同様に色分けを行うことで、より業界の垣根を超えたネットワーキング創出を促す会場レイアウトに仕上げた。
本イベントを主催するNESTBOWL代表取締役 田崎直人は、自社事業やスポンサーブースの紹介を踏まえながら「同業種だけではなく異業種の方と交流する機会というのはなかなかないかと思います。新しい出会い、新しいコラボレーションが生まれる場所だと思って、恥かしがらずにいろいろな方達とのコミュニケーションを楽しんでいただけたら幸いです」と述べた。
初回開催時より共催しているTRUNK(HOTEL) CAT STREETの野澤さんからは「このような企業価値を体験する社外イベントへの参加は、人や企業に対する相互理解を深め、エンゲージメント向上の効果が期待出来ると言われています。ご存知の通り、エンゲージメントが向上すると業務効率が上がるだけでなく、離職率を下げるというデータもあります。皆さんにとって様々な出会いや気づきが生まれる場になると強く信じています」という言葉が送られた。
続けて、株式会社TRUNKのクリエイティブチーム、TRUNKアトリエの松井さんからは2023年にオープンしたTRUNK(HOTEL)YOYOGI PARKをはじめ、2027年春に開業予定のTRUNK(HOTEL) SAPPORO(仮称)とTRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称)のコンセプトについて、そして2028年に神戸に新たなホテルが開業予定であることもアナウンスされた。


最後に、ゴールドスポンサーであるTikTok for Businessから、ブランドクリエイティブコンサルタントの本田ロニーさんが登壇。TikTokが、あらゆる企業にとって必要不可欠な存在になりつつある理由を解説した。冒頭では近年、TikTokが単なるSNSではなくエンターテイメントプラットフォームとして急成長を遂げている背景として、ユーザー数や視聴時間の急増、ユーザーの平均年齢の上昇、世帯構成や年齢問わず生活にまつわる「How to」動画への注目度が高まっていることなどを挙げた。
またTikTok内の広告におけるエンゲージメント率が、他SNSよりも高いと推測。TikTok for Businessとの共創、クリエイティブギミックと呼ばれる多様な体感型エフェクトとの掛け合わせによって、クライアントの世界観をユーザーに適した形で伝えられていることが成功の要因だとした。最後に「“動画やライブを見て商品を買う”という導線が出来つつある今、今年中のローンチを目指す、アプリ内で発見から購入まで一貫で完結するTikTok Shopを活性化していきたいと思っています。短い時間ではありましたが、ここに集まった企業の担当者様へTikTokがどのように活用できるのか、少しでもヒントになることを伝えられたら幸いです」と話した。
オープニングの乾杯の後は、会場に用意された色鮮やかなフィンガーフードやワイン、ビール、クラフト梅酒、テラスにおいてはシガーを片手に、各々が業界の垣根を超えた交流を楽しんだ。
ゴールドスポンサー&シルバースポンサーにインタビュー
【GOLD SPONSOR】TikTok for Business
Global Business Solutions, Brand Creative Consultant 本田ロニーさん
広告主や広告代理店に対してTikTokが持つ幅広いソリューションを提案し、より高価値なクリエイティブを生み出す業務を担うTikTok for Business。初参加にも関わらずゴールドスポンサーとなった経緯については、今年中のローンチを目指すTikTok Shopのアナウンスや、TikTokがエンターテイメントプラットフォームとして、いかに魅力的であるかをあらゆる業界の方に知ってもらう良い機会だと捉えていることを挙げた。
なおTikTok for Businessのブース出展はなく、その代わりに業種ごとに分けられたハイテーブル群にTikTok for Businessの営業チームが常時滞在するテーブルを設置。業界問わずフレキシブルにネットワーキングを創出するためとのことだったが、本田さんは「普段の業務ではなかなか出会うことがない業界の方々から早速、TikTokを用いた企画についてご相談を受けました。出会いとチャンスに恵まれる時間となりそうです」と話し、早くも手ごたえを感じている様子だった。


【SILVER SPONSOR】ワールド・モード・ホールディングス株式会社
取締役 堀井謙一郎さん
ファッション・ビューティ業界に特化した総合人材サービスを提供するiDAをはじめ、国内に7つの事業会社と海外5ヵ国に拠点を有するワールド・モード・ホールディングス株式会社。初回開催から協賛企業として参加しており、本イベントの良さを次のように話す。
「弊社では祖業の頃から27年間、一貫してファッション業界に特化したサービスを展開していますが、なかなか交わることのない他業種とフランクにお話しできるという点に魅力を感じています。実際に過去2回参加をしてみて、他企業様とサステナブルに関するイベントを共創することができましたし、ビジネスの起点となる出会い、何より継続的に参加することでコミュニティが拡がっていくことを実感しています。今回のブース出展ではグループ全体のサービスに加えて、双葉通信社が日本およびAPAC全域で展開する『ローンチメトリックス』という、ファッションやラグジュアリー、ビューティ企業向けにブランドパフォーマンスを向上するための業界初AI搭載ブランドパフォーマンスクラウドの紹介に力を入れたブースになっています。」


【SILVER SPONSOR】ダビドフ オブ ジュネーブ ジャパン
General Manager 横田宏さん
プレミアムシガーやラグジュアリーセクターにおいて、ブランドの開発、キュレーションを行うダビドフ オブ ジュネーブ ジャパン。都内一等地に3つの直営店を有し、シガーアドバイザーが一人ひとりに最適な一本を提案してくれる。初めての参加となる本イベントでは会場のテラスにシガー体験ができるブースを構え、代表的なホワイト・バンド・コレクション4種(シグネチャー、グランクリュ、アニベルサリオ、ミレニアム)を紹介した。
「シガーと言うと『敷居が高そう』『作法が難しそう』などの先入観でなかなかトライできない方もいると思うんですが、実際にはそんなことはありません。時間換算するとタバコとほぼ変わらない価格のプロダクトもありますし、口腔喫煙が一般的なので肺喫煙で楽しむタバコよりも比較的人体への影響が少ないとされています。今回はそういったことも含めて皆さんにお伝えするとともに、特に我々のプロダクトと親和性の高いラグジュアリー業界やお酒業界とのネットワーキングが生まれればと思っています」


イベントを華やかに盛り上げた協賛企業ブース
BOLLINGER
フランス・アイ村の自社畑で育まれた最高級品種の黒ブドウ、ピノ・ノワール主体のシャンパーニュを提供するBOLLINGER。1829年創業以来、世界中で愛飲されており、1884年には英国王室御用達の称号でもあるロイヤルワラントも与えられている。会場では100年以上の歴史を持つシャンパーニュ「スペシャル・キィヴェ」が振る舞われた。


伊勢角屋麦酒
「あなたの人生にエールを!」をモットーに日本のビールシーンを楽しく、イノベーティブに、そしてもっと個性豊かなものにするという想いを込めてクラフトビールを提供するのは、三重県伊勢市のブルワリー「伊勢角谷麦酒」。大定番の「ペールエール」、天然酵母から成る「ヒメホワイト」、パッションフルーツを思わせる「ヘイジーアイピーエー」、喉越しが爽快な「ウェストコーストピルスナー」といったテイストやキレ、コクが異なる4つのビールを前に、参加者たちは迷いつつも楽しげにビールを手に取っていた。


みなべクラフト梅酒
南高梅発祥の地として知られる和歌山県みなべ町で収穫された梅を使用した「みなべクラフト梅酒」。つくり手の顔が見える“Farm to Table”を大切にしており、地場に根付いたレシピで梅酒を製造している。会場に用意された「Yii」は和歌山県産ボタニカルを贅沢に使用した「榊ジン」をベースに梅の酸味が引き立つ後味、また今年1月に新発売された飲むみりん梅酒「Fuu」は完熟の南高梅だけを使用することで、とろっとした飲み口とみりんのほのかな甘みが特徴。会場ではロックやソーダ割りなどで提供された。


Podcast Studio Tokyo
会場の一角に公開収録スタジオを設営したのは、Podcast Studio Tokyo。各業界のエグゼクティブ層・マネジメント層が一堂に介する大規模なイベントということもあり、参加者の中から予めキャスティングをしていた約5名をゲストに迎え、仕事内容や責任を持つ立場だからこその難しさ、また力を入れて取り組んでいきたいことなどをトーク。収録した動画コンテンツは6月配信予定、ゲリラ的に参加したゲストもいるとのことなので、そちらもお楽しみに。


新たな出会い、ネットワーキングを創出した一夜
約2時間30分にわたって開催された本イベントは、魅力的なスポンサーの協力もあって、大盛況のうちに幕を閉じた。参加者全員にTikTok for Businessよりオリジナルノベルティのハンディファンやソックス、サコッシュなどが手渡された。
NESTBOWLでは「NESTBOWL Brand Convention」のような大規模イベントを年一回行っているほか、定期的にさまざまなテーマでコラボレーションイベントを開催しています。普段は接点のない同業・異業種の方々が出会う貴重な場を創出し、価値あるコラボレーションや新しいビジネスの芽が生まれるきっかけづくりを促進します。コラボレーションイベントの開催にご興味のある方はぜひこちらからお問い合わせください。
撮影:船場拓真
文:芳賀たかし