チームプレイで心に残る顧客体験を生み出す「CASETiFY」。現場を知り尽くすマネージャーが求める、店舗に必要な人材とは
急成長を続けるテックアクセサリーブランド「CASETiFY」を運営するCASETiFY Japan。個々の経験や強みを尊重する企業文化のもと、現場主導で意見を発信できる職場環境が整っている。なかには異業種から転職した人材が短スパンで店舗運営やチームマネジメントを担い、現場の第一線で活躍しているという例も。そこで今回は西日本エリアマネージャーの日高さんと、CASETiFY STUDiO 渋谷PARCO 店長の小林さんに入社の経緯から企業文化、そして今後迎え入れたい理想の人材についてを伺った。
日高 裕基さん/CASETiFY Japan 西日本エリアマネージャー
大学卒業後、スターバックス コーヒー ジャパンへ新卒入社。店長としてのキャリアを含め約6年間勤めた後、飲食業界のベンチャー企業へ転職。その2年後には独立し、飲食店や学習塾の経営を行う。順調に売上を伸ばしていたものの、より自身が成長できる場に身を置きたいという考えから2022年9月、CASETiFY Japanへ入社。現在は西日本エリアマネージャーとして、主に店舗マネジメントに携わっている。
小林 里江さん/CASETiFY STUDiO 渋谷PARCO 店長
ギャップジャパン株式会社へアルバイト入社。正社員として採用された後、副店長へ昇格。以来、25年間にわたってリテール業務に携わる。自身のライフステージの変化に適した働き方を模索する中、CASETiFY Japanの人事担当者との出会いがきっかけとなり、2022年9月に入社。池袋PARCO店と新宿マルイ店で副店長、そして池袋PARCO店で店長、を経験した後、2025年4月から渋谷PARCO店の店長に就任。
店舗購入の魅力を最大限に伝えるための取り組み
─ お2人がCASETiFY Japanに入社した経緯を教えてください。
日高 裕基さん(以下、日高):新卒入社した会社員時代の元上司でCASETiFY Japanで働いている方から、お声がけ頂いたことがきっかけです。その頃、自身で経営していた飲食店や学習塾の売上は安定していたものの、コロナ禍での経験や30代後半に差し掛かる年齢を鑑みて、キャリア形成に繋がる場所を求めていました。そして、「CASETiFY」について調べていくうちに“テックアクセサリー業界に革命を起こす”というビジョンへの共感、リーディングカンパニーで自分の力を試したいというチャレンジ精神が強くなり、入社を決めました。
小林 里江さん(以下、小林):私も同様、CASETiFY Japanの人事担当者からお声がけ頂いたことがきっかけです。その当時はギャップジャパンへ入社してから25年が経っていましたが、依然としてやりがいを感じながら楽しく働けていたため、転職を考えることはあっても踏み切れないという現状にありました。ただ、その方とお話をする中で、これまで培ったスキルをより活かせる場所があること、何より「CASETiFY」が好きでユーザーであったことも決め手となり、入社することにしました。
─ ご自身の役割とミッションについて教えてください。
日高:リテール部門を統括する立場として、店舗運営のマネジメントと人材育成を中心に取り組んでいます。「CASETiFY」は、製品力や企画力において非常に高い競争力を持っていますが、お客様がその価値を体感できるのは店舗に他なりません。その体験価値を最大化するためにスタッフが人として、チームとして成長できる環境を整えることが私の役割です。国内の店舗を魅力溢れる場所にしていく責任を感じながら、日々、現場と向き合っています。
小林:今年4月にCASETiFY STUDiO 渋谷PARCOの店長となり、店舗運営や売上管理などを担っています。スタッフはVM、カスタマーサービス、プリンター業務・在庫管理の3つのセクションに分かれていますが、私自身、チームを率いる立場として全ての業務を行えるようトレーニングをしました。店舗の全てを把握するためでもありますが、一番はスタッフが問題に直面した際、ケアできる人でありたいという思いからです。そのほか、定期的に1on1の面談も行うなどコミュニケーションを取ることも大切な役割のひとつだと考えています。
わざわざ店舗へ足を運んで下さるお客様に対して、スタッフ全員が“店舗だからこそ伝えられる価値がある”という共通認識を持って、接客出来るよう育成することが私に与えられたミッションだと考えています。

スタッフの成長には多様性と挑戦心を歓迎する体制が不可欠
─ CASETiFY Japanならでは、と感じる企業文化はありますか。
日高: ひとつ挙げるとすれば、入社初日から自分の意見が言えること、かつその意見に対してきちんと耳を傾け、取り入れてもらえる環境が整っている点です。例えば、社内では下の名前で呼び合う文化があり、チャットやメールでもフラットにコミュニケーションが取れます。私自身、部署の垣根を超えて業務を担うことも多いですが、そういった文化がベースにあるからこそ、意見が活発に飛び交い、プロジェクトがスピーディに進む印象があります。
小林:現場と本社の距離感が近く、意見や提案をしやすい点です。悩みや困りごとがあっても気軽に相談出来ますし、フィードバックも早いため、すぐさま現場へ反映することが出来ます。また、お客様との距離感を大切にし、満足度向上を常に意識している点もCASETiFYならではかと思います。
─ 顧客はもちろん、店舗で働くスタッフも同様に大切にする文化が根付いているからこそ、より商品の良さが伝わると。
日高:おっしゃる通りです。また、当社ではジョブディスクリプションと呼ばれる、各ポジションに求められる具体的な行動や期待される姿を明文化したものがあります。接客においても、それに基づいてどんな振る舞いが求められているのかを、日々スタッフとすり合わせながら意識しています。
そうすることで、マネージャーが異動したり、休暇中に他のスタッフがフォローに入ったりしても、接客の軸がブレることはありません。個々の主観で「この人にはこう言われた」「あの人には違うことを言われた」といったばらつきが出にくく、評価や指導の基準を共通化する仕組みとしても大きな役割を果たしています。
小林:高品質な接客を実現出来ているのは、多様性を尊重し、個性を活かせる企業文化が根付いているのもあるでしょう。髪色やネイルなどを制限されずに自分らしく働けるため、お客様と自然体で向き合えています。
また、挑戦を歓迎し、サポートしてくれる体制が整っているため、スタッフ一人ひとりが主体的に接客の質を高めていけると感じています。私自身、店長になりたいと言い続けていたら、その道を歩むためのキャリアパスを提案していただけました。

現場で求められているのは、周囲を思いやり、行動に移せる人
─ 仕事では、どんなときにやりがいを感じていますか。
小林:日々のやりがいとしてはスタッフの成長を目にしたときです。達成感として大きいのは、店舗から提案したアイデアが実現し、それが成果に結びついたときです。もちろん、すべてが通るわけではありませんが、現場の視点を信じてくれて、結果として数字がついてきたときには喜びもひとしおです。こうした成功体験を積み重ねながら、今後も価値ある提案を続けていきたいと考えています。
─ 店舗で働いているスタッフの特徴や共通点を教えてください。
日高:アパレル業界出身のスタッフを筆頭に、飲食業界などサービスに関わっていた転職者が多いです。入社してから活躍している人に共通しているマインドセットは、「自身はもちろん、他者の成長を楽しめること」、「変化を前向きに捉えて挑戦を厭わないこと」でしょうか。バックグラウンドを問わず、“お客様のために何ができるか”という視点で動ける人がチャンスを掴み取れる職場だと思います。
小林:例を挙げると、携帯電話販売業やデリバリー業を経て派遣社員としてキャリアをスタートさせたスタッフは、前職で培ったオペレーション力を強みとしています。彼は“お客様にとって分かりやすく快適な購入体験を届ける”という意識のもと、スタッフが接客しやすい環境を整える工夫や提案を積極的に行い続けた結果、わずか1年半でCASETiFY STUDiO 渋谷PARCOの副店長へとキャリアップしました。
─ 他者視点で物事を考える思考力、それを的確に伝えられるコミュニケーション能力に長けた人材が求められているのでしょうか。
日高:そのようなスキルも必要ですが、やはり人と接することが好きであることが何よりも大切です。「今の接客はその人のためにあったか」を振り返り次に活かせる人、そして「お客様とスタッフ双方に求められる環境はどのようなものなのか」を考えて行動に移せる人と共に働ければ、と思っています。
小林:自分の考えを言葉にする、提案という形で発信できる力はすごく大切だと思います。これまでの業界経験よりも働くことや成長することを前向きに楽しめて、お客様とスタッフに対して思いやりのあるコミュニケーションが取れる方であれば活躍できると考えています。

孤立を生まないサポート体制、新たな仲間と達成したい目標
─ これまでに伺ったお2人の話から、CASETiFYへ興味を持つ方もたくさんおられると思います。正社員として入社した場合の流れを教えてください。
日高:正社員として入社すると、まずは本社にて会社の歴史や社風、商品知識などの基礎を学ぶオンボーディングが行われます。その後、現場での業務をより具体的にイメージできるよう、国内の複数店舗を回っていただきます。メンタルケアの観点では、配属先以外の先輩社員が相談役となるバディ制度を導入しており、不安や悩みも相談しやすい環境づくりを大切にしています。
─ 実地的な研修としてはどのようなプログラムが用意されているのでしょうか。
小林:3日間行われる研修プログラムでは最初、iPadを用いてお客様のオーダーを的確に受ける方法や人気商品の把握といった、接客に求められる最低限のスキルを身につけます。その後、接客を想定したロールプレイングを通して、提案からご購入までの流れを身体で覚えていきます。
─ 最後に、今後の目標を教えてください。
日高:既存店舗のサービスや環境に磨きをかけていくことです。現在、「CASETiFY」は日本国内での認知に加えて、グローバルな顧客層に対応するための店舗づくりが重要視されるフェーズに差し掛かっています。ブランドの存在をウェブ上で知り、店舗へ足を運んで下さるお客様が日に日に増えていく中で、来てよかったと思って頂けるように接客や空間を含めて、ブランドの魅力が最大限伝わる店舗づくりに注力します。
小林:今年5月にリニューアルオープンしたばかりのCASETiFY STUDiO 渋谷PARCOを、売上だけでなく顧客満足度の観点からも“日本一のお店”にすることです。ECで商品が購入できる時代ですが、お客様から店舗で買うことに価値があるブランドと思っていただけるよう、スタッフ全員で最高のサービスを提供できるよう取り組んでいきます。

<CASETiFY Japan HR Manager サンディ・ワンさんからのメッセージ>
私たちは、社員一人ひとりが『自分らしく』いられる環境を大切にしています。あなたの得意なこと、情熱を傾けられることを存分に活かし、共に成長していきましょう。新しい一歩を踏み出すあなたを、心からお待ちしています。ぜひ。こちらからご応募ください。
文:芳賀たかし
写真:船場拓真
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