大阪から福岡へ移住した販売員が語る!福岡での生活・仕事・職場環境のリアル
転勤をきっかけに、住み慣れた大阪から福岡へ移住したAさん。移住して6年が経ったいま、福岡での生活や職場で感じていること、大阪と福岡の接客スタイルや売れ筋商品の違いなどについて率直に語っていただきました。
福岡は食事、人間関係すべてにおいて暮らしやすい
― Aさんのご経歴を教えてください。
約25年間、ラグジュアリーブランドの販売職に従事しています。新卒から5年は京都、その後は大阪で14年、その後転勤をきっかけに福岡に来て、6年目になります。
― 福岡に移住して良かったことはありますか。
生活のすべてにおいて、関西よりも住みやすいと感じています。福岡は食べ物もおいしいですし、人も優しいと感じます。転勤で来た当時は、職場のスタッフ間の競争意識がそこまで高くなく、平和な印象も受けました。マネジメント視点でいうと、本社から距離が離れている分、より自分らしいチームづくりがしやすい。強いチームワークのお店がつくれることはメリットだと思います。
新しいもの好きの福岡では、新作をはやく売り切るべし
― 福岡と関西圏でお客様や接客方法に違いはありますか。
福岡では接客にかける時間が比較的少なく、購買までスムーズに進むように感じます。関西のお客様は少し駆け引きがあるといいますか、購買に対して”絶対に損はしたくない”というシビアな部分がある気がします。
福岡の販売員は、お客様をしっかり観察してからお声がけする人が多い印象です。だからこそファーストアプローチを早くすると、他の販売員との差をつくることができるかもしれません。ちなみに福岡のお客様の中には関西弁がお好きな方もいるので、そこは武器にしています(笑)。
― 売れ筋商品の傾向に違いはありますか。
関西では思い切りの良い方が多く、高価な商品が突然売れることがあります。そのチャンスを逃さない販売員の方が実績をつくっていけるのだと思います。逆にミドルの価格帯はあまり動かないですね。
一方、福岡は新しいもの好きで飽きっぽい人が多いように感じます。だから新作の販売は時間との戦いで、早いタイミングで売り切らなければいけません。ベーシックな商品や高額商品を売るためには、時間をかけてお客様と関係性を構築する必要がありますね。
福岡は大阪の6割くらいの相場で生活ができる感覚
― 福岡と大阪で、生活水準や年収の差を感じることはありますか。
年収の相場は福岡より大阪の方が多少高いかもしれません。一番違いを感じるのは家賃で、福岡は大阪の6割ぐらいの相場で借りられるように思います。個人の感覚としては、飲食の面でも大阪の半分くらいの相場でおいしいものが食べられるように思います。
― 移住に合う方はどんな方だと思いますか。
同じ環境ではなく、違う環境に身を置いてチャレンジしたいという方にぴったりだと思います。
― 移住するにあたって気をつけるべきことはありますか。
地域が変わると、同じ会社でも転職したのと同じくらい環境が違うことがあります。まずはそのブランドが好きという気持ちひとつで、気を張り過ぎずに勤務した方が案外早く馴染めるのかなと思います。
― 福岡でラグジュアリー販売員として働く魅力について教えてください。
スタッフ一人ひとりの距離感が近いので、お互いの家庭環境について理解があり、急なシフト変更なども協力し合えることです。また、百貨店の方が販売員をすごく大切にしてくれるので、退職時にも百貨店内での転職サポートまでしてくださったり、外商員がブランドだけではなく、販売員をたててくださるところもおすすめできるポイントです。
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