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異色コラボで生まれる相乗効果に期待!「FC東京」×「あげおとティム」の誕生ウラ話とコラボに込める想いとは

異色コラボで生まれる相乗効果に期待!「FC東京」×「あげおとティム」の誕生ウラ話とコラボに込める想いとは

JリーグクラブのFC東京は、2024年5月3日に東京都調布市の「味の素スタジアム」で行われる、FC東京VS京都サンガF.C.にて「TOKYO FAMILY DAY 2024」を開催する。この日は、特別にWeb漫画家・ブロガーの人間まおさん作のキャラクター「あげおとティム」とコラボし、スペシャルイベントやグッズ、ドリンクの販売などが行われる予定だ。今回、NESTBOWLを通じてコラボが実現した両者に、ファン層が異なる異色のコラボが実現した背景や、コラボへの想い、期待感について語っていただいた。

人間 まお(にんげん・まお)さん/Web漫画家、ブロガー
専門学校を卒業後、看護師として従事。看護師の仕事をしながらエッセイ漫画を執筆。ヤングマガジンにてオペ室看護師を題材にした漫画「オペ看」を連載。人気漫画家として、現在は主にブログやSNSに作品をアップしており、SNSの総フォロワー数は40万人を超える。新作漫画「あげおとティム」は、「おはスタ」(テレビ東京系列)にて毎週火曜日に地上波アニメとしても放送中。

五十嵐 聡(いからし・さとし)さん/東京フットボール株式会社 スタジアムエクスペリエンス本部長
高校・大学では野球部に所属し、プロを目指す。大学卒業後はゼビオ株式会社に入社。その後、株式会社星野リゾートに転職。2012年からは、西武ライオンズ、横浜DeNAベイスターズで運営や演出などを手がける。2020年、全日本プロレスの取締役副社長に就任。2021年、株式会社MIXIに入社。2022年1月からFC東京に出向し、イベントの企画立案と運営に携わる。

互いのファンになじみがないコラボから生まれる可能性

― いよいよ「TOKYO FAMILY DAY 2024」が迫ってきましたが、当日お披露目される着ぐるみマスコットやグッズの仕上がりをご覧になって、いかがですか。

人間まおさん(以下、人間まお):グッズ類は、「あげおとティム」が「東京ドロンパ」と一緒にFC東京の青赤ユニフォームを着用しているイラストがモチーフとなっているのですが、色合いもマッチしていてとてもカッコいいんです。ユニフォームを着せるにしてもズボンや靴をどうするかによってイメージが異なるので、五十嵐さんとも相談しながら、お互いのファンが喜んでくれるように細かく調整して描き上げていきました。

「あげお」の着ぐるみも、「東京ドロンパ」と一緒にいる際に違和感がでないように、細部にもこだわって仕上げました。完成した「あげお」は結構大きくて、180cmくらいあるのですが、すごくかわいいんですよ。想像していた以上の素晴らしい仕上がりで、感動しました。

当日は、「あげお」がイベントに登場し、FC東京のマスコット「東京ドロンパ」とともにハイタッチ会を開催。グッズ(トートバッグ、タオル、キーホルダー)や、人間まおさん描きろしの特製コースターがついたスペシャルコラボドリンクの販売などを予定している

― そもそも、なぜこのコラボが実現したのでしょう。

「FC東京」五十嵐さん(以下、「FC東京」五十嵐):我々は、FC東京のファン・サポーターだけではなく、他のファン層の方々にもアピールできるコラボができないかとずっと模索してきました。ただ、すでに有名になっていて多くのファンがいるIPとのコラボは、1クラブとしてやるのはなかなか難しいんです。であれば、ファンはいるけれどまだまだ新しいIPとコラボした方が、よりおもしろい相乗効果が生まれるのではないかと思いました。

そんなとき、NESTBOWLさんのコラボイベントで人間まおさんと出会いました。「あげおとティム」を拝見して、FC東京とのコラボにはピッタリだと感じ、オファーさせていただきました。

― 「あげおとティム」にどのような可能性を感じたのですか。

「FC東京」五十嵐:FC東京では、拡大させたいファン層のターゲットを20~30代の女性と、小学生以下のお子さんがいるファミリー層に絞り込んでいます。

人間まおさんのファンは20~40代の女性が中心で、まさにFC東京が求めるターゲット層とマッチしています。「あげおとティム」のイラストを拝見すると、このキャラクターは子どもにも人気が出るのではないか、と感じました。

また、”異色のコラボ”という点にも着目しました。FC東京はこれまでもプロレス、サッカー以外のスポーツや音楽などとコラボをしてきましたが、それらはサッカーのイメージに近い位置にあると思うんです。でも、今まさにアニメ化されてテレビで放送しているキャラクターとのコラボはこれまでのコラボとは大きく違います。意外性があるし、多様性を大切にするFC東京というクラブらしさも出せるのではないか、と考えました。

― オファーを受けて、まおさんはどのように感じましたか。

人間まお:驚きました。私としては、もっとIP自体の力をつけてからでないと、コラボの依頼なんてされないと思っていましたから。NESTBOWLのコラボイベントで五十嵐さんとお会いしたのは2023年の秋ごろですが、当時はまだ、どこかの企業さんに「あげおとティム」のグッズなどを出してもらえるといいな、ぐらいの期待感でした。だから、こんなに大きなお話をいただけるなんて想像もしていませんでした。

これまで自分で「あげおとティム」のグッズを出したりはしていたのですが、私のファン層は、大人の女性なので子どもにはまったく知られていませんでした。ただ、おはスタでのアニメ化の話もあったので、子どもたちにもリーチしたいと思っていたんです。

とはいえ、私にとっては大きすぎるコラボでしたので、最初は半信半疑というか、本当にできるのかと不安もありました。

最初は叶うとは思っていなかったと語る人間まおさん。お互いのファン層のマッチや一緒に成長ができるコラボであることなど、両者の想いや考えがマッチしたことでコラボに至った

スタジアムに足を運んだことで芽生えた覚悟

― これは実現できそうだとスイッチが入ったのは、どのタイミングだったのでしょう。

人間まお:コラボのオファーをいただいた後、FC東京の試合にご招待いただいたんです。スタジアムでのサッカー観戦は子どものとき以来だったのですが、大興奮しました。サポーターの方々の盛り上がり、スタジアムの解放感や美しさ、スタジアムグルメの美味しさなどすべてに感動がありました。そんななか、ピッチ周辺を東京ドロンパが走り回っている姿を見て、ここに自分が作ったキャラクターが登場するなんて、二度とないチャンスだと思いました。

東京ドロンパのグッズを持っているサポーターもたくさんいらっしゃいました。こんな風に、東京ドロンパと「あげおとティム」のコラボグッズを身につけてもらえたら、どんなに嬉しいだろう、と。だから、「絶対に実現したい!そのためにはどんなことでもやろう!」と気合が入りました。

先ほど五十嵐さんが「コラボで相乗効果を」とおっしゃっていましたが、本当にその通りだと思います。サッカーをやっている子どもがいる友人たちも、「すごいコラボだね」「グッズもぜったい欲しい」と喜んでくれています。

一回きりで終わらせないことが、双方のファン層を広げる

― 五十嵐さんとしては、このコラボを今後どのように成長させていきたいですか。

「FC東京」五十嵐:今回に限らず、コラボした際は、FC東京を選んでいただいた以上、長く生涯にわたってご一緒していきたいという想いを大切にしています。一度コラボしていただいた方々やIPとはその一回限りではなく、初回をまず成功させ、次はもっとバージョンアップして、双方のファンの気持ちを高めていきたいと思っています。

「あげおとティム」とのコラボも、5月3日だけで終わるのではなく、SNSでコメントし合ったり、何かの折にキャラクターからメッセージをいただくなど、そんな関係が長く続けばいいなと思っています。

1回きりのコラボではなく、長期的に高めあえる存在でありたいと意気込みを語る五十嵐さん。

― おふたりの出会いがNESTBOWLのコラボイベントだということで、私たちもとても嬉しく思います。NESTBOWLのコラボレーションサービスについて、率直なご感想をいただけますか。

「FC東京」五十嵐:自分たちだけではたどり着けなかった方々との出会いの場をいただけたことに感謝しています。また、信頼できる企業の方々、そしてコラボに対して前向きな方々がご参加されているので、安心してサービスを利用できることも大きなメリットだと思います。

人間まお:私のようなクリエイターは、コラボしたいという気持ちがあっても、自分から積極的にはなかなか発信できず、とりあえず作品をバズらせてから誰かにお声がけしてもらうという、待ちの姿勢がほとんどなんです。でも、何かをやりたいという強い気持ちは皆さん持っているんですね。そんなときにNESTBOWLのようなコラボサービスがあると、本当に心強いです。 

NESTBOWLでは、今回の「FC東京」×「あげおとティム」のコラボレーションのように、さまざまな企業やブランドがコラボレーションを実現できるプラットフォームを提供しています。コラボを通じ新しい価値を作り出したい方は、ぜひこちらからご相談ください。

文:伊藤郁世
撮影:船場拓真

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