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ケリングが10年間のサステナビリティの取り組みをまとめたインパクトレポートを発表

ケリングが10年間のサステナビリティの取り組みをまとめたインパクトレポートを発表 NEW

「Crafting Tomorrow’s Luxury―未来のラグジュアリーを創造するー」戦略を発表してから10年。ケリングは世界環境デーの前日、2016-2025年の取り組みをまとめたインパクトレポートを公開した。本レポートは10年間にわたり定期的に発表されたレポートの総括となる。

グループ、ブランドレベルでの主な取り組みと成果を示す

今回のレポートでは、ケリングが策定してきた戦略や専用プログラムの背景にある考え方を詳述。グループおよびブランドレベルでの主な取り組みを取り上げるとともに、科学的根拠に基づく目標に対してどのような測定可能な成果を上げてきたかが示されています。

この10年間で、サステナビリティを取り巻く環境は大きく変化。ケリングは最新の科学的知見、優先課題の変化、規制の進化、ステークホルダーの期待の高まり、さらには国際的な目標に合わせて取り組みのアプローチを絶えず見直し、改善し続けてきました。結果、当初設定した目標のいくつかは改訂され、責任あるリーダーシップとサステナブル・イノベーションの最前線に立ち続けるため、より野心的な新しい目標も追加されました。

ケリング CEO ルカ・デメオ氏のコメント

「ケリングは当初から、従来の取り組みの枠を押し広げ、私たちの志を加速させる“パイオニア”としてサステナビリティに取り組んできました。この10年間で、グループ全体として確かな進展を実現できたこと、そして業界内で築いた協業を通じて、ラグジュアリーとファッションの世界により広いインパクトをもたらせたことを誇りに思います。私たちは今後もこの勢いをさらに加速させていきます。サステナビリティは責任であるだけでなく、ビジネスそのものの基盤であり、すべてのステークホルダーに長期的な価値を生み出すものなのです」

ケリング チーフ・サステナビリティ・オフィサー兼渉外担当責任者のマリー=クレール・ダヴー氏のコメント

「この10年間で、私たちが環境・社会目標の実現に向けて大きく前進できたのは、サステナビリティをグループの中心に据えてきたからです。サステナビリティの課題が深く相互に結びついていることを理解し、柔軟性、イノベーション、相乗効果のあるソリューション、システム全体の変革、そして大規模な協働が不可欠であるという姿勢で取り組んできました。ケリングおよび各ブランドのチーム、そして世界中のパートナーの皆さんとともに、私たちは決意と創造性、そして緊急性をもって課題に向き合い、新たな解決策を創出してきました。サステナビリティへの取り組みは新たなフェーズに入り、私たちは明日の課題と機会に向けて、これまで以上に力強く歩みを進めていきます。私たちの志と決意は、かつてないほど強固なものとなっています」

インパクトレポートの概要

2016年から2025年までの10年間、ケリングは「CARE – ケア(地球環境への配慮)」、「COLLABORATE -コラボレート(人々との協働)」、「CREATE – クリエイト(より持続可能な未来を支える革新的なビジネスモデルの創造)」という3つの主要な柱のもと、掲げたビジョンを測定可能な行動へと転換することに注力してきました。

今回発表した「2016–2025 インパクトレポート」では、こうした取り組みと成果の数々を紹介しており、主なハイライトには以下が含まれます。

CARE – ケア(環境への配慮)

•2021年、グループ全体で毛皮の使用禁止を発表
•ラグジュアリーおよびファッション業界で初となる動物福祉スタンダードを策定
•バリューチェーン全体の環境負荷を可視化する環境損益計算(EP&L)を先駆的に導入
•GHGプロトコルに基づくスコープ1・2・3の温室効果ガス排出量を、2022年比で2030年までに34%削減する軌道に沿って進め、2025年時点で絶対量34%削減を達成
•主要原材料において、97%のトレーサビリティを確保し、86%がケリング基準に準拠
•RE100ガイドラインに基づき、2022年に100%再生可能電力の目標を3年前倒しで達成
•コンサベーション・インターナショナルと共に自然再生基金を創設し、100万ヘクタールの再生対象地を確保
•2億ユーロ超の運用規模を持つクライメート・ファンド・フォー・ネイチャーの創設に参画
•世界で初めて、陸域および淡水の科学的根拠に基づく自然関連目標を設定し、Science Based Targets Network (SBTN)により検証完了
•2050年までにバリューチェーン全体でネットウォーターポジティブインパクトを達成することを約束

COLLABORATE – コラボレート(協業)

•約150社のファッション・テキスタイル企業が参加し、業界の約3分の1を占めるファッション協定を設立し、集団アクションを推進
•カルティエとともにウォッチ & ジュエリー イニシアチブ 2030を共同設立し、時計・ジュエリー業界の88社と協働して持続可能なソリューションの拡大を図る
•IFM – ケリング・サステナビリティ・チェアを含む、学術機関とのパートナーシップを通じて教育課程にサステナビリティを組み込む取り組みを推進
•専用の研修やスクールを通じ、クラフツマンシップの継承と保護を強化
•全従業員が同一の権利とサポートを受けられる育児休暇制度を導入
•社内向けに家庭内暴力に関するグローバルポリシーを策定
•サステナビリティに関する社内知識共有のためケリング・サステナビリティ・アカデミーを開設
•ファッションモデルのウェルビーイングに関する憲章を策定

CREATE – クリエイト(創造)

•素材、ウォッチ、ジュエリーの分野ごとに専用のイノベーションラボを設立し、革新的ソリューションの発掘・検証・スケールを推進
•代替素材や効率的な生産、先端技術、サーキュラーエコノミー領域において、225社以上のスタートアップと協働
•サーキュラー型ビジネスモデルや素材イノベーション企業を含むスタートアップへ投資するケリング ベンチャーズを設立
•プレラブド(リセール)ラグジュアリー領域への展開を目的とし、ヴェスティエール コレクティブへ出資
•中国・日本・サウジアラビアで、スタートアップおよび若手人材を支援する「ケリング・ジェネレーション・アワード」を創設し、ジュエリーに特化したサステナビリティ版アワードも設立
•循環型経済に特化した戦略を発表
•グループ全体でグリーンファッションショー・ガイドラインを導入
•パッケージングおよびヴィジュアルマーチャンダイジングにおけるエコデザインガイドを策定

「2016-2025インパクトレポート」全文(英語のみ)はこちらからダウンロードください

注記:
ケリングは、2026年4月16日に開催されたキャピタル・マーケット・デーにおいて、サステナビリティに関する次のステージに向けた3つの優先事項を示しました。すなわち、①資源効率の最大化を目的とし、精密な生産体制およびコレクション構成の最適化を通じて、販売に見合った生産を実現すること、②バリューチェーン全体にわり人材およびクラフツマンシップへの投資を強化すること、③素材ポートフォリオの多様化、イノベーションの加速、ならびにリペアからリセールに至るサーキュラーサービスの拡充です。

これらの優先事項に対する進捗を測るため、以下の主要指標が設定されています。①素材の完全なトレーサビリティの実現およびケリング基準への整合、ならびに素材構成の転換(2035年までにレディ・トゥ・ウエアにおける再生可能素材20%、代替素材40%を目標とする)、②皮革使用強度の2025年比で2028年までに30%削減、③グループのサプライチェーンにおける重点水系において自然にポジティブな影響をもたらすこと(SBTN目標との整合)、④イノベーション戦略の推進(2035年までに売上の20%をイノベーション由来とし、素材・プロセスの革新とサービスおよび新たなビジネスモデルで均等に構成)。

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