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プラダが増収、ミュウミュウは堅調、ヴェルサーチェも計画通り。プラダグループの2026年上期決算

プラダが増収、ミュウミュウは堅調、ヴェルサーチェも計画通り。プラダグループの2026年上期決算 NEW

プラダグループは、7月30日、2026年上期(1〜6月期)の連結決算を承認・発表した。地政学リスクやマクロ経済の不透明感が続くなか、既存事業は増収と安定した収益性を維持し、純売上高は為替一定ベースで16%増の約30億4800万ユーロ(約5669億円)となった。

純売上高は30億4800万ユーロ、既存事業も5%成長

純売上高は前年同期の27億4000万ユーロから、報告為替ベースで11%増、為替一定ベースで16%増の30億4800万ユーロとなりました。昨年12月に買収を完了したヴェルサーチェの寄与を除く既存事業ベースでも5%の増収となり、第2四半期は7%まで加速しています。

プラダ本体が牽引、ミュウミュウも堅調を維持

ブランド別では、プラダ本体の直営小売売上高が前年同期比3.3%増となり、第2四半期は6.3%増まで加速しました。定価販売(フルプライス)が好調で、アメリカ大陸、日本、アジア太平洋地域を中心に幅広い地域で改善が見られました。

ミュウミュウの直営小売売上高は2.5%増と、中東情勢の悪化や前年同期(+40%)という厳しい比較対象のなかでも、第1四半期と同水準の伸びを確保しました。欧州は依然軟調ながらも改善傾向にあり、アメリカ大陸、アジア太平洋、日本では堅調な動きが続いています。

新たにグループ入りしたヴェルサーチェは、上期に3億500万ユーロの売上高を計上し、計画に沿った進捗となりました。売上の質を高める取り組みと店舗運営力の強化に経営資源を集中しており、7月に就任したピーター・ミュリエ氏によるクリエイティブ面での刷新が新たな成長フェーズの起点になるとしています。

中東を除く各地域で前四半期から改善

地域別の直営小売売上高(為替一定ベース)を見ますと、アジア太平洋が15%増(既存事業ベース+6%)と引き続き強さを示し、アメリカ大陸は37%増(既存事業ベース+17%)と最も高い伸びを記録しました。日本は6%増(既存事業ベース+2%)、欧州は5%増(既存事業ベース-4%)ながら第2四半期はマイナス幅が縮小するなど、観光需要と現地需要の回復が下支えとなりました。一方、中東は紛争の影響が第2四半期も続いたことから24%減となりましたが、現地消費自体は底堅く、前四半期比では改善が見られました。

プラダグループ会長、CEOのコメント

パトリツィオ・ベルテッリ会長のコメント要約

地政学・マクロ経済環境が不安定に推移するなかでも規律ある経営執行を継続してきたと総括し、製品の卓越性や職人技、創造性をグループの揺るぎない柱として位置付ける姿勢が、既存事業ベースで22四半期連続の成長を支えてきたとの認識を示した。今後も環境の変動性を前提に、機動力を保ちながら短期的規律と長期的な成長ビジョンの両立を図る考えを述べています。

アンドレア・ゲッラCEOのコメント要約

第1四半期の好調な滑り出しに続き第2四半期にさらに成長が加速したとし、プラダ本体ではチーム一丸となった取り組みが強い実績につながったと評価しました。ミュウミュウについても、これまで積み上げてきたブランド基盤が、厳しい比較対象のなかでも存在感の維持に寄与したとしています。ヴェルサーチェについては、ミュリエ氏の招聘がブランドの新たな創造の旅路の始まりであるとし、その才能とビジョンへの期待を語りました。

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