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パートタイム×フルリモート×未経験でもプロフェッショナルに輝ける―LVMHジャパンが実現する、女性が諦めずに働ける柔軟な環境づくり

パートタイム×フルリモート×未経験でもプロフェッショナルに輝ける―LVMHジャパンが実現する、女性が諦めずに働ける柔軟な環境づくり

リモートワークや時短勤務など、働き方は時代背景とともに多様化する一方、多くの企業が新制度の導入に踏み切れずにいる。そんな中、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」をはじめ、「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」「ロエベ(LOEWE)」「ブルガリ(BVLGARI)」「ティファニー(Tiffany&Co.)」など、数多くのラグジュアリーブランドを擁する業界大手企業「LVMHジャパン (モエヘネシー・ルイ ヴィトン)」は、日本におけるダイバーシティ&インクルージョンを牽引しているといっても過言ではないほど、常に新しいチャレンジを続け、発信し続けている。

今回インタビューにご登場いただいたのは、採用アシスタントとして昨年末にLVMHにジョインした佐々口奈々さん。彼女の生活の拠点は、LVMHジャパンの本社がある東京から遠く離れた長崎県だ。3人のお子さんを育てながら、フルリモート兼パートタイムで働く佐々口さんに、LVMHの求人との出会いや現在の働き方についてお話を伺った。

佐々口 奈々さん/LVMH ジャパン 採用アシスタント
子育てをしながら自宅にて英会話教室を10年間運営。その他、企業通訳などの語学力を活かした仕事を行っていたが、子どもの不登校により退職。自分に合う働き方を模索するなかで今回の求人に出会い、2021年よりLVMH ジャパンにジョイン。

家庭と自分のキャリア、どちらも諦めたくない

―佐々口さんのこれまでのキャリアについて教えてください。

私には3人の子どもがいるのですが、出産してからは子育てをメインに、ほとんどパートタイムで働いていました。子どもが成長した2010年、自宅で英会話教室をやることにして、そこから10年間続けてきましたが、その頃に子どもが不登校になってしまいました。もしかしたら自宅で働いていることが何かしら影響しているのではと思い、私が外に働きに出て、環境を変えてみたらどうかと、社内通訳の仕事をはじめました。はじめは子どもも調子よく登校できていましたが、担任の先生が変わるタイミングなどいろいろなことが重なり、少しずつまた不登校になってしまい、子どもが一人でいる時間が増えてしまいました。ちょうどコロナの影響もあり、その頃から在宅で仕事をさせてもらっていたのですが、まだ一人で登校することができなかったため、結局昨年2月に退職することにしました。

―ご家庭とご自身のキャリア。とても難しい選択でしたね。

それでもリモートが主流になりつつある頃だったので、なにか他に自分に合う仕事はないか、模索していました。いろいろと調べていたそんなときに、友人から突然「やってみたら?ぴったりじゃない?」と言われて見つけたのが、LVMHの現在のポジションでした。

キャリアチェンジのために何か準備してきたことはありますか?

元々、留学経験もあり英語が得意だったのですが、子育てが少し落ち着いたタイミングで英語学習を再開し、スキルアップに努めてきました。今ではTOEICのスコアは大学時代に比べて200点以上伸びました。その結果、40代目前にして社内通訳・翻訳者になることができ、そして今回のLVMHでの機会を得ることができたのだと思います。これまでキャリアチェンジをするなかで、私は一貫して「英語力」に助けられてきたと感じていますし、それを意識して準備してきたとも言えます。これからも年齢や環境を理由に諦めたくないですし、英語はもちろん様々なことを学び続けていきたいです。

チャンスを掴むためにもコツコツと英語の勉強を積み重ねてきた

小さなきっかけから、未経験の人事ポジションに挑戦

―そして出産後にご自身で英会話教室などもされていたとのことですが、人事のご経験は全くなかったとか。今回応募された求人の内容はどのようなものだったのですか? 

求人内容は1日2時間、週5日勤務でLVMHのHRリクルートメントアシスタント(=採用のサポートをする人材)を募集するものでした。ただ、研修が東京で行われると書いてあったので無理だと思ったのですが、今の上司である高瀬さん(LVMHジャパン タレント・アクイジションディレクター)のとてもあたたかく強いメッセージに共感して、「この方と話してみたい!」「一緒に働いてみたい!」との一心で、メールを打っていました。求人の条件というよりも、そのメッセージに惹かれた部分が大きかったです。

〈下〉実際に求人に掲載されていたメッセージ
I will be happy to train you and support you through your journey with us. I will connect you to our HR community and external business partners and you will be able to interact with a wide range of people. I hope this role will be challenging and will push you to come up with creative solutions. Lastly, I hope to inspire you, to continue to develop and grow as an individual”. Naomi Takase

このメッセージを読んだとき、この遠く離れた長崎からでも、リモートで新しく広がる世界で働くことができるんだとすごくワクワクしました。Challengingという言葉から、簡単なお仕事ではないということ=自分のいるステージから上がっていかないといけない意識にもなりましたし、Creative solution=自分の頭で考えて、成長をかかせない、とても学びの多い環境だと感じました。

―心を突き動かすものがあったのですね。

なかでも一番印象的だったのが最後の一文でした。私を含め、多くの女性は母親であり、妻であり、さまざまな役割を持ちながら、一人の人間として成長し続けたい、学び続けたい、そう思っているのではないでしょうか。その気持ちと重なり、そして寄り添ってくれるようなメッセージに強く共感しました。ダメもとでメッセージを送ってみたら、「研修はリモートでもいいので応募してみてください」と親切に言ってくださり、応募してみることにしました。

―実際に4ヵ月間、働いてみてどうですか?

1日2時間、週5日と短い勤務時間ですが、責任ある業務を任せていただいています。難しい面も多々ありますが、その分とてもやりがいを感じています。はじめは、リモートのためコミュニケーション不足への不安がありましたが、直属の上司である高瀬さんとは、ほぼ毎日Zoomで顔を見ながら質問やアドバイスをいただく時間を設けていただいており、安心感があります。実は仕事を始めて3ヶ月の頃、いまだに手厚いアドバイスを求めていた私に対して、高瀬さんは少し突き放すようなアドバイスをされました。結果、それにより私は成長することができたと感じています。そのように、段階に応じて適切にサポートをしてくださっているなと感じることが多く、私が成長するポイントをしっかり捉えて、うまく次の段階へと導いてくださっているように思います。自身の成長を感じることで更なるやりがいへとつながっています。

さまざまなハードルを乗り越えながらもチャレンジをしたことで成長を実感していると語る

キャリアを諦めず、やりたい仕事を見つけるために必要なこと

―働きたくても働けず、キャリアを諦めなければならない人は多くいます。その理由は育児や介護だけじゃなく、佐々口さんのようにお子さんの不登校など、さまざまです。今回そのような問題を乗り越え、やりたい仕事を見つけられた理由とは?

やはり、アクションすることが大事だと感じています。いくつになっても学びたいですし、チャレンジしていきたい。「こんな自分になりたい」という気持ちは、もちろん母親になっても、自分の人生で自分がどんなキャリアを描いていきたいか、ずっと持ち続けていることだと思います。欲張りだと思いますが、キャリアを諦めなければ子育てができないとか、そんなことは絶対にないと思うんです。家のことも、自分のことも、やりたいと思ったら思い続けて、いつかチャンスが来たときにアクションに移すことができれば、叶う、そう実感しました。普通だったら研修が東京なら無理だと、諦めてしまっていたかもしれません。でも、諦めずにアクションに移せたのは、友人の「応募してみたら?」の一言や高瀬さんのメッセージがあったから。少しのきっかけで、アクションを起こすことができ、人生が大きく変わるんだと分かって、私自身も、同じように悩んでいる人に影響を与えられるように動いていこうと、強く思いました。

―最後にメッセージを。

私の周りにもたくさんの優秀な女性たちが、家庭のことで自分のキャリアを諦めてしまっています。そういう人たちがチャンスをしっかりと掴めるように、小さなきっかけが社会にどんどん増えたらいいなと思います。

今回NESTBOWLでは、佐々口さんを採用したLVMHジャパン タレント・アクイジションディレクター 高瀬さんにもメッセージをいただいた。佐々口さんのようなキャリアを諦めずに働くことができる環境をつくるために、どんな考えが必要なのか? お話を伺った

高瀬 なおみさん/LVMHジャパン タレント・アクイジションディレクター
大学卒業までをニュージーランドで過ごす。卒業後、日本での外資系ヘッドハンティング会社、外資ラグジュアリーブランドでの勤務を経て、2017年にLVMHジャパンへ入社。LVMHジャパンのタレント・アクイジションディレクターとしてグループとしての取り組みなど、会社に興味を持ってもらうための情報発信も積極的に行っている。

高瀬さんは積極的にキャリアの機会を作り続け、新たな可能性を見つけ出す活動をしている

―LVMH ジャパンにおけるダイバーシティ&インクルージョンと女性のサポートプログラムは他にどんなものがありますか?

2021年4月よりスタートした女性の再就職とキャリアアップをサポートする「ME LVMH JAPAN クライアント・アドバイザー・プログラム」、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)トレーニング、LVMH JAPAN ウェルビーングチャンピオン、働く親のネットワーク、メンタープログラム、キャリアアドバイスセッションなど多くのプログラムがあります。

―求人のメッセージに込めた想いとは?

一般的な求人は、こういうスキルで、こういう人材を求めるというようなウィッシュリストのようなものが多いですよね。特に学生さんやキャリアを一度諦めた方は、優秀なのにも関わらず、応募する自信や勇気がなくて躊躇してしまうことがあります。ですから、企業側が求める情報だけでなく、この会社に入ったらどんな学びやキャリアジャーニーがあるかを知ることも必要です。

―オフィスでのパートタイム、リモートのポジションを検討する企業へのアドバイス

できる限り雑務ではなく、専門性のあるポジションを作り、パートタイムでリモートでも成長できるお仕事を増やしてもらいたいです。佐々口さんのように、今パートタイムでリモートでも、専門性のあるプロフェッショナルな仕事を続けていくことで、ゆくゆくはフルタイムで働くことができ、キャリアを完全に復活できる可能性があるのです。

―チャンスを与えるだけでなく、その人のキャリアをデザインする

このようなパートタイムのポジションは次のキャリアへのステップとして使っていただき、近い将来、卒業してもらいたいです。実は、佐々口さんが入社する前からこのポジションはあり、同じ内容で別の女性が働いていました。その方も子育て中で、約1年半の間パートタイムで働いた後、新しいチャレンジへ進んでいます。佐々口さんも子どもが成長したり、家庭の事情が変わると、いつかもう少し自分の時間がとれる日が来ると思います。そのときにはパートタイムを卒業してキャリアを続けていただければうれしいです。この様なキャリアジャーニーをより多くの会社が描いて、より多くの女性の活躍を応援すれば、社会全体が変わっていくのではないでしょうか。

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