エーバルーンコンサルティングでは、エージェント登録をせずに無料で履歴書や職務経歴書の添削を受けられるサービスを開始します。そこで、今回はエーバルーンコンサルティングのトップエージェントとして活躍する五十野正人さんに、昨今のファッション業界の転職事情やサービス内容についてお話を伺いました。

五十野 正人さん／エーバルーンコンサルティング株式会社 シニアヴァイスプレジデント
ジョンロブジャパンをはじめとした、外資系ラグジュアリーブランドにてマネジメント職を経験。2011年にエーバルーンコンサルティング入社。大阪オフィスに在籍し、自らのネットワークを活かし、全国のショップ系求人を担当する。

—それではさっそく、「エージェント登録無しに受けられる添削サービス」ついて、どういった内容なのかをまずお聞かせください。

五十野さん（以下、敬称略）：転職業界では、一般的にエージェントに登録を行ってから面談を行い、選考プロセス（面接に応募をする）を進める過程で履歴書の添削サービスを行ないますが、弊社の新しい試みとして、エージェント登録をしていない方に添削サービスを無料で提供します。 

—なぜこのサービスを始めようと思ったのでしょうか。

五十野：転職スタイルは時代に応じて変化していて、もともとは求人表を見て応募するという形が一般的だったのがインターネットサイトからの応募に変わり、SNS等でエージェントを通さず企業と求職者の人が直接繋がるようになってきました。そういった時代の変化から、エージェントを使わず直接企業に応募をして面接を受ける人がかなり増えているのですが、実際には直接応募で入社に至る確率は低く、合格率は20％ぐらいというのが現状です。直接企業側と連絡を取れるのは便利なことではありますが、履歴書などの書類の書き方にもコツがあるので、書類選考の段階で落ちてしまうケースが多々有ります。そこで、エージェントに登録すること自体に抵抗がある方も多いことから、まずエージェントのサービスの良いところを登録なしに体験して欲しい、という想いから始めたサービスです。 

—それは求職者の方が雇用の判断基準を詳しく把握しきれていないということでしょうか。 

五十野：そうですね、基本的には就職活動をされている方が、雇用における判断基準に関して専門的な知識をあらかじめ持っていることは少ないですね。面接でどういう事を聞かれるのか？といった所から、履歴書、職務経歴書の作成についてもですが、自分で作ると全てが手探り状態になるので、キャリアは良いけれど就職活動自体の知識がない故に失敗するケースというのはかなり多いと思います。 

—その職務経歴書や履歴書の添削サービスの具体的なポイントを聞かせてください。

五十野：分かりやすく言うと、その方のキャリアの中で一番のストロングポイントを分かりやすく視覚化することができるという事ですね。この人は販売力が強い、顧客力が強い、はたまた販売に対する特別なスキルを持っているのか、というようなところをわかりやすくすることです。

—ファッション業界全体として、昔と違って今はこういう人材を求めているというような事はありますか？ 

五十野：基本的には、売上を作れたり顧客が作れるというところが一番ベーシックなところですが、ここ３年ぐらいでファッション業界には大きな変化があります。KPIという数値による指標をたて、それに基づき戦略を立てるというやりかたが進化しているのです。ですから、KPI管理ができる人材というのが最近会社側が求めるワードの一つになってきています。 

—今のファッション業界は、雇用する側とされる側でのバランスはどうでしょうか？ 

五十野：やはり雇用する側のニーズは、時代や景気によって左右されます。例えば、コロナ禍においてウイルス感染がピークの時などは採用は一切していなかったため、求職者が溢れていました。ですが今は状況が以前より落ち着きつつあるので、求人数が多くて求職者が少ないという逆転現象が起きています。 

—では、今はタイミング的に人材を求めているところは多くありそうですね。御社の書類選考の通過率はどれくらいになるのでしょうか。 

五十野：やり取りの中で求職者とブランドの適正も加味するので、実際に書類を提出すれば通過率は85％くらいになると思います。 

—添削サービスを行う上で、大事なポイントは沢山あるかと思いますが、伝えられる範囲で結構ですので何かコツのようなものがあれば教えてください。 

五十野：先にも言いましたが、今は基本的にKPIを遵守する企業がすごく増えているので、KPIに関する実績を分かりやすくアピールするというのが１つ。そして、自己PRは文字に起こすと情熱が伝わりにくいので、あえてそこは割愛し、面接時に喋って頂くことですね。 

—実際、このサービスを利用したことで就職につながった方はいらっしゃいますか？。

五十野：そうですね、1年間落ち続けていた人が、このサービスを利用することで、1発で合格を果たした実績もあります。例えサービスを受ける前に10回落ちていたとしても、11回目には合格に導く自信があります。

—求職者の方と職務経歴書などのやりとりをする中で、その方の会社との相性などを調べながらその人自身も育てていくのですね。 

五十野：そうですね。自分の強みを正確に把握していない方もいらっしゃるので、きちんとアピールポイントを伝えるテクニックを伝えています。面接対策はエージェントによって結構カラーが違っていますが、私の場合は面接練習を一番重要視しています。書類だけでこういう質問が来ますよと伝えるだけのエージェントもありますが、弊社ではどういう回答をするかというのを一緒に考えるスタイルにしています。通常1時間くらいするのですが、足りないと思ったら3回4回と面接練習を行ってから受けてもらうこともあります。 

—そういったことが通過率の高さに顕著に出ているかと思いますが、やはり御社とブランドとの信頼関係によっても左右されるのでしょうか？

五十野：ブランドの人事からすると、「エージェントを使えばより効率的に、信頼できる人を雇用することができる」という安定した関係性が既に我々と構築されています。転職する側の方からすると、「エージェント＝転職を無理やりすすめてくる人」といったネガティブなイメージを持たれる事がありますが、まずはエージェントの良いところを体験して頂きたいと思っています。

—こちらのサービスは転職を希望している方でなくても利用できるのでしょうか。

五十野：よろこんでお受けします。この世の中、いつ何が起きるか分からないですよね。大体はチャンスが来た！あるいは転機がきた！というタイミングであわてて履歴書を作り出すので、皆さんそこで時間を取られてしまいます。その間に他の人にチャンスを取られる事が沢山ある。事前にこのサービスを受けておいて、自分自身のキャリアを整理した履歴書や職務経歴書を用意しておくというのは、やっていて損をすることはありません。転職の予定がなくても、自分自身のキャリアを見つめ直すという意味で、履歴書や職務経歴書を常にアップデートし続けている方もいます。そういう方は、やはりいざという時に成功している人たちが多いですね。 

—ありがとうございます、それでは最後に御社のサービスはどういった方にお薦めでしょうか。また御社ならではの‘強み’も聞かせてください。 

五十野：エージェントへの登録を億劫に思っている方にこそ是非受けていただきたいと思います。他のエージェントだと1時間くらいの面談が発生しますが、弊社ではそういった面倒がなく、基本的にメールでのやり取りだけで済みます。 また、市場には出ない求人情報を提案できる可能性があります。これは本登録した後になりますが、私たちにはブランドとの様々なコネクションがあるので、市場に無い求人と出会えるチャンスが増えるのではないかと思います。まずは一度弊社にコンタクトを取っていただければと思います。

添削をご希望の方は、履歴書・経歴書を添付のうえこちらよりお送りください。
※添削対象となる条件：ファッション業界で3年以上販売経験のある方
（担当：御供田）

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