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表参道&原宿のローカルメディア「OMOHARAREAL」が挑む“歴代最高の街”づくり

表参道&原宿のローカルメディア「OMOHARAREAL」が挑む“歴代最高の街”づくり

世界から注目される街「表参道&原宿」において、地域密着型で運営を行うローカルメディア・OMOHARAREALをご存知だろうか。街が生んだスターたちのインタビューから、建築や通りの歴史を辿るコラム、最新ニュースまで、幅広い形で街の魅力を発信しながら、2020年6月で立ち上げから5年目に突入。路地裏の隠れ家ショップから商業施設まで、街の様々な存在との深い関係性づくりを行ってきたローカルメディアは、どんな人材を求め、これから何をしようとしているのだろうか。株式会社CityLights Tokyo取締役 OMOHARAREAL編集長の黄孟志さんにインタビューした。

KOH TAKESHI
1988年生まれ。早稲田大学理工学部在学中から集英社『MEN’S NON-NO』などでフリーライターとして活動を開始。2015年、編集エージェンシーかくしごとを設立。2016年、不動産プロデュース会社CityLights Tokyoからの誘いを受け、表参道&原宿のローカルメディア『OMOHARAREAL』の立ち上げに編集長として参画、その後同社取締役に就任。『Forbes JAPAN』『GINZA』『東京新聞』など様々なメディアで連載を持ち、東京で暮らす人々のライフスタイルや価値観を取材中。

街の力を借りて、素敵なヒト、モノ、コトに出会える

—2016年のローンチの時点で遠山正道さん、山本宇一さん、奈良裕也さんなど街を代表する豪華メンバーのインタビューが掲載され話題となりました。もともと繋がりをお持ちだったのでしょうか?

いえ、どの方も初対面でした。みなさん『街の歴史や価値を発信し、アーカイブしていきたい』という想いを伝えると、まだ企画書しかない段階なのに二つ返事でご快諾くださって。そのことは、表参道、原宿がみなさまにとってどれだけ大切で、特別な街なのか、改めて確認する機会となりました。その後も菊池武夫さん、藤本やすしさん、米原康正さん、野尻佳孝さん、石川涼さん、シトウレイさん、渋谷区長、SPIRAL館長などなど、全員を挙げきれず申し訳ありませんが、普段メディアに露出しない方も含め多くの方々が貴重な時間を割き、この街に関する愛や思い出を語ってくださっていて、街の力を感じる日々です。

—インタビュー以外にも、濃いコンテンツが盛り沢山です。

建築や通りをひとつずつ解説していくコラムや、イベントの体験レポート、最新情報を伝えるニュースなど、この街を構成する要素を様々な視点で楽しみながら魅力を発信しています。編集部のこだわりとしては、できる限り自分たちの目で見て耳で聞いたことを伝えるよう、現場に足を運ぶルールにしていること。人はもちろん、ファッション、グルメ、アート、風景など、どの視点で切り取っても面白いコンテンツに溢れ、常に更新され続けているエリアなので、地域に密着していても飽きることなく日々新しい刺激と出会うことができます。

ライバルは世界中のどの街でもなく、過去の表参道&原宿

—「歴代最高の表参道&原宿を」というビジョンを掲げて運営を行っていますが、その想いは?

歴史を遡ると、このエリアは1945年の山の手空襲により焼け野原となり、そこから75年の間に様々な「黄金時代」を積み重ねながら現在に至っています。70年代には“クリエイターのトキワ荘”と呼ばれた原宿セントラルアパートに集まるクリエイターたちが伝説を量産。80年代には菊池武夫さん、川久保玲さん、山本耀司さんらが先導したDCブランドが日本中に大ブームを。90年代は「裏原」が世界中のストリートに影響を与えました。その後もカフェブーム、KAWAIIカルチャーなど様々な社会現象の発信源となり続けていますが、ではこの街はこれから、どのような「新しい黄金時代」を迎えるのか。ローカルメディアとして、見届けるだけでなく、街のみなさんと協力しながらつくっていけたらという想いで、「歴代最高の表参道&原宿を」というビジョンを設定しました。この街のライバルは渋谷でも六本木でもマンハッタンでもない、世界中のどの街でもなく、過去の表参道・原宿だというのが我々の考えです。

—2020年代の街が達成すべき「8つのMISSION」も掲げられています。

「1.誰もがチャレンジできる街に」「2.ソーシャルグッドな街に」「3.パートナーシップのある街に」「4.カルチャーの生まれる街に」「5.アートで溢れる街に」「6.世界を驚かせる街に」「7.夜も活気のある街に」「8.天気に負けない街に」の8つですね。この街のDNAを活かしながら未来に向けて発展するための具体的な方向性を、我々なりに整理してみました。これらの指針を軸に人、店、ブランド、企業、地域団体、行政を巻き込み「歴代最高の表参道&原宿」に繋げられたらという想いです。

ただの情報発信装置ではなく、街のコラボレーションのハブに

—他にも、30以上の人気店で常連客に振る舞われるようなサービスが受けられる「街の会員カード」を発行するプロジェクト(現在は休止中)など、リアルイベントも多数仕掛けられていますね。

ローカルメディアの役割として意識していることは大きく二つあって、ひとつはもちろん強い情報発信力を持つこと。もうひとつは、地域のコラボレーションのハブとして機能すること。メディアという中立的なポジションだからこそ、レジェンドクリエイターと若手クリエイター、老舗と新店、ライバル企業同士など、様々な垣根を超える形で繋ぎ、化学反応を起こすことができるはず。WEBメディアだからといってオンラインの世界に閉じることはせず、オフラインへの意識を常に持ちながら、オンライン×オフラインの相乗効果を最大化する方法を考えています。

—コロナ後、街の新たなコミュニティも始動したとのこと。


緊急事態宣言中に、街を支えるお店・施設の方々のメッセージを集める特設ページを開設したのですが、そこで多かったのが「これからはもっと横の繋がりのある、団結力のある街になるべき」という趣旨の言葉。そこで7月に、コメントをくださった方々を集める交流会を行いました。山陽堂書店さん、とんかつまい泉さんのような老舗から、BLUE BOTTLE COFFEEさん、LATTESTさんなどトレンドを牽引するカフェ、表参道ヒルズさん、COMMUNEさんなど街の大きな施設まで、様々な方々がフランクな関係を求めて集まりました。「近いのに遠かった方々とやっと話せた」と喜んでくださる声が多く、編集部一同、非常にやりがいを感じました。

「クリエイティブの地産地消」への挑戦

—加えて、8月からは表参道ヒルズと連携した共同コンテンツを制作したり、Instagramの運営サポートを行ったりと、さらに活動領域を広げていますね。

これまでにも複合文化施設SPIRALさんが発行するフリーペーパーの制作協力を行うなど、編集部のクリエイティブ機能を街の施設やお店に提供してはいたのですが、今後さらに強化したいと考えています。その先で僕が実現したいと構想しているのは「クリエイティブの地産地消」。つまり、この街の栄養を吸いながら成長しているクリエイターさんが、この街のあらゆるエレメントをつくり、またその影響を受けた良いクリエイターさんがこの街で育つ、という循環モデルを築きたいんです。ポスターやショーウィンドウ、空間、建築まで何かをつくりたいと考えている企業と、地域にたくさん存在する優れた新進気鋭のクリエイターさんやクリエイティブ企業さんをマッチングする。いつも街にいるクリエイターさんだからこそ、つくるべきものが肌感覚で分かるはずですし、若い方々のチャンスが増えれば、この街にますます新しい才能が集まってくる。そんなスパイラルを生むべく、まずは我々が多くの企業から制作を依頼されるような立場になっていかなければと努力しています。なので、この街でクリエイティブに困っている方々は、規模の大小を問わずお気軽にご連絡いただけると嬉しいです。

地域の出身者でなくても大歓迎。一緒に「歴代最高の表参道&原宿」を実現する仲間を募集

—幅広い業務内容ですが、どんな人材を探していますか?

常駐する編集部員に関しては、OMOHARAREALというメディアを使ってこの街にどんな貢献ができるか、どんな面白いことが仕掛けられるかと、戦略的に考えられる方が仲間になってくれたら心強いですね。また、ライターさんやフォトグラファーさんなど外部スタッフさんも含めて、もちろんセンスやスキルも大切ですが、ローカルメディアの性質として、取材先の方々と仲良くなり、継続的な友好関係を築く力も同じくらい重要だと感じています。…と言っている僕自身はあまりコミュニケーション力が高くないので、明るい編集部員や外部スタッフさんたちにいつも救われています(笑)。

—ちなみに、表参道や原宿が地元でなくても参加できる?

裏原カルチャーをつくった方々もほとんどが東京出身でなかったりするように、この街は外から来た人々を受け入れてくれる、むしろ街の顔になることも許してくれるような寛容性のある街だと勝手に思っています。僕も神奈川出身ですが、実は今の編集部にこのエリアが地元という人はいません。表参道生まれ原宿育ちのシティーボーイ、シティーガールもぜひ仲間に入ってほしいですが、そうでない方でも、このエリアを好きであれば誰でもウェルカムです。日本で最も多様性への理解がある街でもあるので、もちろん服装や髪型なども自由。今は編集部員のひとりが金髪、インターンは青髪ですが、街のみなさまから愛されながら活躍しています。一緒に「歴代最高の表参道&原宿」を目指してくれる方からの応募をお待ちしています。

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OMOHARAREAL(オモハラリアル)

OMOHARAREAL(オモハラリアル)

表参道・原宿(=オモハラ)のローカルメディア。 神宮前・南青山・北青山の3住所のみに絞ったエリア情報を発信。