ユニクロ2023年秋冬、注目を集めているコラボコレクションを特集!
常に新しいコラボレーションアイテムを生み出しているユニクロ。把握しきれないままシーズンが終わってしまう、なんていうこともよく聞きます。今回はこの秋注目のデザイナーズコラボを特集!
軌道に乗っているユニクロのコラボ
ユニクロコラボは、伝説となったJil Sander(ジル サンダー)とのコレクション「+J」などを経て安定した評価を獲得し、今ではシーズンごとのマストチェック事項ともなっています。
NESTBOWLでは過去の記事ユニクロのコラボ戦略特集でも、その卓越したマーケティングにフォーカスを当てています。
ユニクロのコラボの中には、一定の評価を得てUniqlo Uのように定番化して毎シーズンごとに新たなアイテムが発売されるものもあれば、逆にコラボの期間を限定することでプレミア感を保持するケースもあり、各デザイナーによってマーケティング戦略が異なっているのも興味深いところ。
今季からは新しくUNIQLO:Cというコラボコレクションが発表されるなど、常に新鮮な話題に事欠きません。それでは早速、UNIQLO:Cを含む今季注目のコラボを見ていきましょう。
UNIQLO:C
イギリスのClare Waight Keller(クレア・ワイト・ケラー)による初のコラボレーションコレクション。2023年9月15日(金)より販売が開始されて以来、着実に売上を伸ばしています。数アイテムまとめて買う人も多いとか。
過去にはクロエやジバンシィのクリエイティブディレクターも務めており、ラグジュアリー業界で安定したキャリアを築いていますが、メーガン妃のウェディングドレスを手掛けたことで一気に知名度を上げました。
「日常のワードローブ」をコンセプトとした、着る人を選ばないエフォートレスなデザインが特徴。今回、ユニクロとしては初の本格的なフットウエアの販売となったことも話題に。ルックブックでの絶妙な色使いとバランスの良い丈感によるスタイリングにもセンスが光ります。
これまで日本ではさほど認知度が高くなかったクレア・ワイト・ケラーですが、このコラボレーションを機にその世界観が広くマス層に広がることが予想されます。
Uniqlo U
アーティスティックディレクターのクリストフ・ルメールによるコレクションラインです。過去にはエルメスのアーティスティック・ディレクターを努めていたこともある実力派。
「UNIQLO AND LEMAIRE」として発表されていたものがコラボラインとして定番化し、「Uniqlo U」というコレクション名になりました。最新コレクションは2023年10月6日(金)より販売が開始されています。
「UNIQLO AND LEMAIRE」が初めて発売されたのは2015年秋冬。翌年2016年からユニクロパリR&Dセンターのアーティスティック・ディレクターとして正式に就任して以降、ユニクロメンバーの一員として「Uniqlo U」の商品作りに参加。
ユニクロとコラボして以来、シグネチャーブランドの売上も大きく伸びたと報じられており、コラボによるプロモーションの効果を示す好例として挙げたい取り組みです。
Uniqlo and Mame Kurogouchi
女性から絶大な人気を誇る、「Uniqlo and Mame Kurogouchi(ユニクロアンドマメクロゴウチ)」のコラボコレクション。ファッションアイテムはもちろんのこと、ランジェリーラインも高い評価を得ています。
2023年秋冬のシーズンで最後のコラボとなることが発表され、惜しむ声も多く聞かれます。9月1日にラストコレクションの第1弾が発売され、ヒートテックのアイテムが揃う第2弾は11月中旬に発売される予定。
通常のラインとは一味違うフェミニンなアイテムを打ち出すことで、機能性を優先したシンプルなデザイン、という印象があったユニクロのランジェリーラインにも新しい魅力が吹きこまれています。
UNIQLO and White Mountaineering
2023年10月13日(金)発売開始。”服を着るフィールドは全てアウトドア”がブランドコンセプトの「White Mountaineering(ホワイト マウンテニアリング)」とのコラボです。2021年に売り切れ続出の大人気を博したファーストコラボレーションに続き、今回は第2弾。
ユニセックスなアイテムとして展開しており、男女問わず人気があります。発売されると同時に様々な媒体で着こなし例の特集が組まれるなど、注目のほどが伺えます。
これらのアイテムは「RE.UNIQLO」という、ユニクロの循環型社会を目指す取り組みの一環でもあり、店頭で回収したダウンとフェザーや、リサイクルポリエステルを使用しています。
コラボアイテムを通じ、双方の企業のフィロソフィーを改めて発信することで双方にポジティブな効果をもたらしています。
双方のブランドに最大限の価値を生み出すためのコラボレーション
コラボを通じ、ブランドにとって多角的な利益がもたらされるということが、ユニクロの事例を通じて良く分かります。
企業の「今」、そして「これから」を改めて見つめる機会にもなるコラボ企画。この機に新しい取り組みに挑戦してみませんか。
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文:ミカタ エリ