GUCCI(グッチ)求人に応募する前に確認!名作シリーズや新ディレクターなどについて紹介
「グッチはどんなブランド?」「グッチに転職をしたい」「求人に応募する前にグッチについて詳しく知りたい!」そんな方に、グッチの歴史や特徴に加え、名作シリーズや最新トピックについてご紹介します。この記事を読んでいただくと、よりグッチについて理解できるでしょう。企業研究や転職活動に役立つはずです。
GUCCI(グッチ)について
グッチは、1921年にイタリアで創業した世界有数のラグジュアリーブランドです。
イタリアのフィレンツェにオープンした小さなラゲージショップが、グッチの始まりです。創業以来絶え間ない進化を続け、先見性に富んだクリエイティビティと革新的なデザインで、揺るぎない地位を築いています。
ブランド創設者のグッチオ・グッチは10代でロンドンに渡り、1897年からロンドンの一流ホテルで荷物運びとして働き始めました。ホテルに訪れる上流階級の洗練された文化やゲストたちのスーツケースの観察を通して、いつの日か自分の名を刻んだブランドを作りたいという夢を抱き、1902年にフィレンツェへ戻りました。
そして1921年、フィレンツェに英国スタイルのラゲージを専門に扱う最初のショップをオープンさせたのです。以降、グッチはイタリア最高峰の職人技を象徴するブランドで、製品のクオリティの高さとディテールへのこだわりにより、唯一無二の価値を築き上げています。
2021年に創設100年を迎え、今もなお革新的な歩みを続けています。
ブランドの象徴であるダブルGマーク
グッチといえば、ブランドの象徴であるダブルGマークが有名です。
ダブルGマークは、グッチオ・グッチがブランドを創業した当初から存在しているデザインで、グッチのアイコンとして存在感を放っています。
特にダブルGのモノグラムバッグは、大人の気品や高級感を演出しているバッグとして根強い人気を誇っています。
ひと目見ただけでグッチとわかるのも魅力のひとつです。
リアルファーの使用を廃止
グッチは2018年春夏コレクションから、すべてのブランド製品においてリアルファーの使用を廃止することを発表しました。毛皮に反対する国際連盟「Fur Free Alliance(ファー・フリー・アライアンス)」にグッチも賛同したことが始まりです。
グッチはミンクやコヨーテ、タヌキなど、毛皮のために飼育されたり捕獲されたりする動物の毛皮を使わないことを宣言しました。ファーを使用したファースリッパは人気の品でしたが、今ではラムウールなど代替となる素材を使用しています。
「Fur Free Alliance(ファー・フリー・アライアンス)」にはグッチのほか、ステラマッカートニーやジョルジオ アルマーニなども賛同しています。
新クリエイティブ・ディレクター サバト・デ・サルノ
2023年1月、サバト・デ・サルノは グッチのCEOであるマルコ・ビッザーリによって、新クリエイティブ・ディレクターに抜擢されました。
サバト・デ・サルノは、チッチャーノというイタリア南部の小さな村で育ちました。初めてグッチのジャケットを手にした頃には、ファッションデザイナーになりたいとの夢を描いていたそうです。
高校修了後ミラノに移り、ファッションスクールの名門であるカルロ・セコリ・ファッション・インスティテュートに入学し、ウィメンズウェアのデザインやパターンメイキングを学びます。
2003年にプラダに入社し、アシスタント・パターンメーカーとしてファッション業界でのキャリアをスタートさせました。
そして2008年には、ドルチェ&ガッバーナのウィメンズニットウェアおよびジャージーコレクションのヘッドデザイナーとして活躍。
その後2009年にはヴァレンティノに入社し、14年間にわたってさまざまなポストを歴任しています。2020年からはヴァレンティノにおいて、メンズ&ウィメンズウェアを統括するファッション・ディレクターまで務めた経歴の持ち主です。
グッチの名作シリーズ
幅広い年齢層に絶大な人気を誇るグッチですが、長い間人々に愛され続ける名作があります。グッチの代表格というべき、3つのシリーズについてご紹介します。
「バンブー」シリーズ
バンブーシリーズは1947年から現在まで長く愛されており、今ではグッチの象徴的な存在です。バンブーシリーズとは、バッグの持ち手部分などに「竹」を使用したアイテムを指します。
竹を使うようになったきっかけは第二次世界大戦で、戦争の影響でバッグの素材となる金属や皮革が不足していました。そのためグッチの職人たちは安定して供給できる代替品を探すなかで、日本の「竹」に着目しました。これにより、竹をバッグのハンドルとして使用した「バンブーバッグ」が誕生したのです。
バンブーシリーズは誕生当時からのデザインを生かしながら、時代にマッチしたデザインやサイズで展開されています。
「ホースビット」シリーズ
1950年代に誕生したホースビットシリーズは、グッチが大切にする乗馬の世界をモチーフにしています。
洗練されたデザインのベースとなっているものは、手綱を装着するために馬の口に噛ませる「くつわ」です。その「くつわ」を靴に落とし込んで生まれたのが「ホースビットローファー」。1953年に誕生したことから「1953」というモデル名で展開されており、現在も高い支持を集め続けています。
「ジャッキー」シリーズ
1961年に誕生した丸みのあるフォルムと、ソフトなレザーを使用したジャッキーシリーズにより、グッチは世界的な人気を獲得します。
エレガントなハーフムーンシェイプとシンプルで合わせやすいデザイン、高い機能性までも持ち合わせた「ジャッキーバッグ」は、多くのセレブリティに愛されてきました。
多様化する嗜好やシーンに合わせて、サイズや色、素材のバリエーションを持たせながらアップデートを重ねてきたジャッキーシリーズは、今もなお世界で愛され続けています。
最新のトピック
新クリエイティブ・ディレクター サバト・デ・サルノが2024年秋冬コレクション を発表
2024年2月23日(金)に、新クリエイティブ・ディレクター サバト・デ・サルノによる、グッチ ウィメンズ 2024年秋冬コレクション がミラノで発表されました。
コートの仕立ては、サバト・デ・サルノのクラフトマンシップとその卓越したテクニックを象徴するものでした。着用したときの動きや色調の変化など、さまざまな要素が入念に考えられ、細心の注意を払いながら進む創造の旅を経て仕上げられています。
また、2024年3月15日に映画配信プラットフォーム「Mubi」において、20分のショートムービー『Who is Sabato De Sarno?A Gucci Story(サバト・デ・サルノとは誰か? グッチの物語)』が公開されました。
本作はサバト・デ・サルノが、新クリエイティブ・ディレクターとしての自身の体験を語り、憧れのブランドに対する情熱とビジョンを明らかにしています。創作活動の始まりからデビューコレクションの舞台裏での綿密な作業まで、知られざるストーリーをユニークな視点で描いた作品です。
グッチのブランドアンバサダーにフィギュアスケーターの羽生結弦さんが就任!
2024年3月、グッチはフィギュアスケーターの羽生結弦さんが新たなブランドアンバサダーに就任することを発表しました。
羽生さんは、「ソチオリンピック」(2014年)や「平昌オリンピック」(2018年)の2大会連続でフィギュアスケート男子シングルの金メダリストとなり、2020年には主要国際大会全制覇まで果たした輝かしい実績の持ち主です。
グッチのブランドアンバサダーとしての新しい役割について、「ファッションの領域を超えて世界中の表現者との絆を育んでいるグッチのコミュニティの仲間になることを、心から嬉しく感じています」と述べました。
まとめ
イタリアを代表するラグジュアリーブランド、グッチをご紹介してきました。
グッチは創業以来、ブランドの象徴でもあるダブルGマークを大切にしています。一方で動物保護の観点からリアルファーの使用禁止を宣言し、代替となる素材を使用するなど時代の変化にも柔軟に対応しています。
人気シリーズのバンブーやホースビット、ジャッキーは時代の変化を上手にキャッチしながら、今もなお愛され続ける名作です。
グッチの求人に応募を検討されている方は、以上の情報を参考にしていただき、ぜひ店舗にも足を運んでみてください。求人の詳細はこちらから。
Brand Information
GUCCI
1921年イタリア・フィレンツェに高級皮革製品専門店として創設したグッチ。
イタリアの卓越したクラフツマンシップとファッションが融合したラグジュアリーブランドとして、約1世紀にわたり世界中の人々に愛され、2021年には100周年を迎えました。