徹底した企業研究&“読ませる”自己PRを武器に外資系企業に内定! 異業種からの転職を成功させた秘訣とは NEW
NESTBOWLを活用して転職成功した方にインタビューする【NESTBOWL転職成功事例】シリーズ。転職する理由やキャリア経歴は人それぞれですが、誰かの転職ストーリーがあなたの励みやヒントになるかもしれません。今回は、異業種で営業や販売の経験を積み、自身も愛用している外資系スポーツブランドへの転職に挑戦したDさんにインタビュー。「好き」×「得意」×「価値観」を軸に転職活動を進め、異業種から念願の企業へ華麗なる転身を遂げたDさんがこだわったのは徹底した企業研究と、自己流のPR書類だった。採用面接でも強力な武器となった企業研究の内容について迫っていく。
「好き」×「得意」×「価値観」を軸にした転職活動
― まず、Dさんのご経歴について教えてください。
祖父が大工だったこともあり、小さな頃から電動工具や機械に触れながら育ち、高校卒業後は機械整備の職に就きました。最初の3年間は裏方で整備系の業務だったのですが、その後は現場に出て職人さんや営業さんと話す機会が増えていきました。そのなかで、自分はバックヤードで機械を整備しているよりも、現場で人とコミュニケーションを取りながら機械の魅力を“伝える”方が得意だと気づいたんです。それ以降は、営業職や企画運営など長所を生かせる仕事を経験し、現職では外資系スポーツブランドの店舗で接客・イベント企画・商品管理などに従事。ブランドから製品、哲学、思想について学び、ブランドの代弁者としてお客様に魅力を伝えています。
― 現職へ転職することになったきっかけを教えてください。
前職は販売を行わないショールーム形式の店舗だったので、エンドユーザーの元に届いた商品がその人の人生をより豊かにしていくところまでを見届けることができませんでした。接客の中でどれだけお客様に熱意を伝えて盛り上がっても、最後の購入の部分はWEBサイト。販売して終わりではなく、その後のコミュニティづくりまでやっていきたい思いが年々強くなって転職を決意しました。
転職活動を始めるにあたっては、「好き」×「得意」×「価値観」を軸に考え、ランニングが好きだったこともあって外資系スポーツブランドについて調べ始めました。現職ブランドのシューズはもともと愛用していましたが、会社についても調べていくと、コミュニティマーケティングに力を入れていることがわかりました。そのとき、自分が大切にしている“コミュニティづくり”という価値観とキレイにマッチしているのではないかと、運命的なものを感じたんです(笑)。
― 企業研究はどのように進めましたか。
NESTBOWLのインタビュー記事と動画コンテンツをすごく参考にさせていただきました。特に動画だとインタビューを受けている方の声や表情から、より雰囲気を感じ取れましたね。また、SNSの#(ハッシュタグ)検索から企業の研究もしていました。現職企業はいろいろなイベントを開催しているので、特に投稿が多く出てきたことも好感でした。そして、かつて社長を務めていた方が出版した本を教科書代わりにしていました。調べていくうちにどんどん楽しくなっていったので、本当に相性が良かったんだと思います(笑)。
志望動機と自己PRは別紙にし、読み手が楽しめるよう工夫
― 本格的に転職活動を始めてからはどのように進めていきましたか。
まずは書類審査が一番のハードルだと思っていたので、どれだけ「目にとめてもらえるか」「インパクトを残せるか」の2点を意識して書類を作成していきました。
提出必須の履歴書と職務経歴書に加えて、志望動機と自己PRを別途作成しました。履歴書の下の方に志望動機を記載する欄があったのですが、あの小さなスペースでは収まりきらないほどの動機があって(笑)。「別紙にてまとめましたので参照ください」と一文を添えて、別資料として作成しました。その別紙も長々と書くのではなく、志望動機から自己PRをストーリー仕立てにし、“読み物”として楽しめるよう工夫しました。
また職歴部分は、「1社目:●●株式会社 入社=試練と学びの3年間」というように、1社ごとに社名と在籍していた頃のことをタイトルで表現。見ている人が思わず気になってしまうようなポイントをちりばめながら作成しました。
徹底した企業研究を武器に面接を攻略
― 面接対策はどのように進めましたか。
まず、事前準備としてブランド直営の店舗に行き、将来一緒に働くかもしれない方々の接客、店の雰囲気を研究しました。その際は、“自分が働くならどうするか”という視点も持ちながら見ていました。さらに、ブランドが卸している販売店にも行き、直営店とは違った側面での接客も研究するなど、対策を徹底しました。
― 企業研究を生かして、面接用のプレゼン資料も作成したそうですね。
志望動機や自己PR資料は、文章メインでストーリー仕立てで作成したのですが、面接時はオンラインだったこともあって文章をそぎ落として絵本感覚で作成しました。面接は面接官との会話のキャッチボールなので、相手の頭の中で明確にイメージできるよう心がけましたね。入社できたらやってみたいプロジェクトアイデアがあったので、その企画内容を図解で表現しました。
― 二次面接へ向けて、どのような対策をしましたか。
一次面接後に、面接内で聞かれたことや話したことをドキュメントに書き起こして、内容を自問自答しながらまとめていきました。振り返りながら「落ちたかも」と思ったこともありましたが、内容を言語化した振り返りと分析のおかげで、二次面接はより落ち着いて臨めました。
“顧客参加型店舗”を目指して新しい風を吹かせたい
― 希望の会社に見事に入社されましたが、今後挑戦したいことはありますか。
これからは自分にしかできないことを通じて、会社に新しい風を吹かせたいです。まずは、お客様と一緒にお店をつくり上げる“顧客参加型店舗”を目指していきたいです。“DIY=Do It Yourself”という言葉がありますが、それを“DIT=Do It Together” と置き換えて、接客はもちろんSNSやECコンテンツなど様々なタッチポイントでお客様と繋がりながら、一緒にブランドを作っていきたいと考えています。
― 最後に、今回の転職活動においてNESTBOWLを利用してみていかがでしたか。
NESTBOWLのウェブサイトには、さまざまな立場や役職の方のインタビュー記事があるだけでなく動画コンテンツもあって、求人票だけではわからないような情報にも触れることができ、とても参考になりました。また、転職活動のサポートについてくださるので心強く、主観で進めがちな転職活動に客観的な視点が入るため、面接対策により深みが出ると感じました。相談相手がいるというだけでメンタル的な安心感もありました。