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コロナ禍でも好調の“IPビジネス”とは?コネクトインターナショナルが新たにメンバーを募集

コロナ禍でも好調の“IPビジネス”とは?コネクトインターナショナルが新たにメンバーを募集

今注目を集めるカスタマイズサービスをいち早く日本で導入し、多くの企業とタッグを組んできたコネクトインターナショナルが新たに人材を募集中。今回は代表の由羽弘明氏に、会社をスタートしたストーリーから求める人材についてお話を伺った。

由羽 弘明 (ゆうひろあき)さん 
1979年生まれ、神奈川県横浜市出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、教育業界、ブランドビジネスを経験し、2013年にコネクトインターナショナルを設立。2017年からロンドンの会社とのジョイントベンチャーであり子会社のユアジャパンの代表取締役も務める。

―コネクトインターナショナルについて教えてください。

2013年に創業したのですが、当時はOEM事業とライセンス事業からスタートしました。コネクトインターナショナルという名前は“世界をつなぐ”という意味なのですが、僕自身はもともと台湾の家系で、幼い頃から海外とニュートラルな感覚を持っていました。会社のヴィジョンとしてもそれを強みに世界の人と上手く協業しながら事業を展開していきたいと考えていました。
コネクトインターナショナルの母体はもともと東京、クアラルンプール、シンガポール、台湾などのアジア各都市で行っていたイベントだったのですが、そこでフランス人のビジネスパートナーと出会い、nunettes(ヌネット)というアイウェアブランドの総代理店として事業をはじめたのが最初です。ヌネットでサッカー日本代表のオフィシャルライセンスを獲得したのを皮切りにライセンス事業がはじまり、Jリーグ、日本プロ野球などのライセンスグッズから、SMAPやLDHなどのアーティストグッズまで幅広く手掛けました。2018年からはタレントD2Cブランドと言われるようなアパレル、ファッションブランドを立ち上げるようになりました。一貫しているのは、人気のコンテンツやアーティスト等のIP(=intellectual property/知的財産ビジネス)を軸にしたモノ作りを提供し続けているという点です。

代理店事業だけじゃなく、OEM事業、ライセンス事業、D2Cブランド事業まで広がっていったのですね。

サングラス以外にもTシャツやバンダナなど、さまざまなグッズを展開していくうちにOEMの事業も拡大していきました。ライセンス事業も、一度アメリカのエンタメ界のIPビジネスをやってみようと、ハリウッドの会社と契約して事業を広げて。そこのCEOがアメリカのアーティストマーチャンダイズ界のレジェンドのような人だったのですが、そことの契約をベースに、アメリカのアーティストコンテンツを日本に展開しました。KISSやジョン・レノン、AC/DCなどのアーティストのアパレルは、今でもコネクトインターナショナルが手掛けています。当時、アーティストのブランドをつくるビジネスがアメリカではかなり広がっていたんですよね。仕事でも関わっていたセリーヌ・ディオンがバッグブランドをつくり初速で数億円売り上げているのを目の当たりにして、アーティストがブランドを作っていく潮流を感じました。あの頃にアメリカの最先端のアーティストライセンスビジネスに触れられたことが、今のタレントD2Cビジネスにつながっています。

―アメリカでもIPを取りに行くなど、由羽さんの営業力はすごいですよね。

人とコミュニケーションを取るのが好きなんです(笑)。現地に行って、実際に会って話してという。結局アメリカでのビジネスは苦戦したのですが、今につながっていることは確かです。一例としてはオンデマンドプリントのトレンドがあります。実際にアメリカの市場を見てみると、アメリカのアーティストグッズはコンサートだけでなく、オンラインで常に売られていたり、その手法としてのオンデマンド製造が一般化していました。日本にはまだデジタルプリントマシンが少なくてオンデマンド製造が難しかったのですが、アメリカでは在庫を持つよりもオンデマンドでつくっていくという体制が2015年当時ですでにかなり出来上がっていたことに驚きました。

―由羽さんが代表を務めているYR JAPAN(ユア ジャパン)でされているカスタマイズサービスについても教えてください。

はい。ライブカスタマイズサービスとして、ユーザーがタッチパネルで自由にカスタマイズができ、その場でそのデザインしたものをプリントして提供するサービスです。「YR(ユアー)」とはラスベガスの展示会で出会ったのですが、自分のデザインしたTシャツが、その場で15分もしたらできてしまうことに感動しました。話を聞くとロンドン発のサービスで、世界中のアパレルブランドにカスタマイズサービスを提供していたのです。そこからコミュニケーションを取っていき、2017年にユア ジャパンをロンドンの本社とジョイントベンチャーで設立し、日本でカスタマイズ事業をはじめました。当時私がお手伝いしていたGMO主催のEDCというフェスで、YRの日本でのお披露目をさせてもらい、そこからラルフローレンやトムブラウンなど大手アパレルブランドさんから依頼もいただけるようになり、最近では渋谷パルコのポケモンセンターにも導入させていただいています。

―2020年はコロナでアパレルが苦戦しましたが、御社は成長率を維持している。その要因は?

D2Cブランド事業を例にとると、今弊社で4ブランド展開しているのですが、SNSの総フォロワー数が30万人を超えています。広告はあまり打たず、ほぼオーガニックで獲得しています。IPビジネスにはプロデュースする方のファンのベースがあるので、ブランドによっては最初の10日間で1万件受注が入ることもあるほど影響力は大きいです。また、ファンマーケットに向けては、受注生産をベースにできるので、在庫を持つリスクが少ないというメリットもあります。

―コネクトインターナショナルの社風とは?

コネクトインターナショナルという名前もそうですが、会社にも国籍・性別、色々な人がいます。役職や年次よりも、その人がどれだけバリューを生み出しているかで評価する社風です。結局仕事って、最終的に会社という器を通して誰かの役に立っているか、また、どれだけ世の中にバリューを生み出せるかだと思うんですよね。それによって会社の価値や収益も変わってきますし、何かしら価値を生み出すという感覚をもつことで、その人の成長にもつながる。会社のなかでうまく順応できるよりも、個々が成長することにフォーカスできる環境のほうが良いと考えています。

―成果によって得られる報酬や、福利厚生について教えてください。

まず、年に2回賞与があって、現在は年間の賞与で最大8ヵ月分を受け取れる仕組みになっています。弊社に入り、成果を積み上げて年収を上げたいと考える意欲的な人と一緒に仕事がしたいですし、それを短期間で実現できる制度は整っています。また勤務年数に応じて海外研修制度や、国内旅行の補助など、プライベートも充実させてもらえるような制度をつくっています。エンタメ・ファッションの会社なので、刺激のある環境で働いてほしいという想いから、今年の8月にラウンジスペースも作りました。家具もすべてフランスから取り寄せたのですが、ここでは通常の打ち合わせから展示会や会食など、自由に使ってもらえます。こうした空間で気持ちの良い交流が生まれてビジネスもより発展していけばいいと思っています。

―どういう人材を求めていますか?

弊社で評価の基準として挙げているのが成長意欲・チームワーク・プロフェッショナリズムの3つです。ベンチャーのフレキシブルな環境があるので自発的に動き自ら成長できる成長意欲。働いている人が互いを尊重し、協力するチームワーク。そして自らの強みから、世の中にバリューを提供するのだというプロ意識。これらのコアバリューに共感してもらえる方であればぜひ応募してほしいと思っています。うちには体験入社もあるんです。形式的な会社ではないので、実際働いてみるのが1番わかりやすいと思っていて。来られるときに来て数日でも働いてみようという制度です。ふらっと出来立てのラウンジも見にきてほしいですね。

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アーティストやタレントのD2Cアパレルブランドのプロデュースをはじめ、ファンの求める熱量に応えるべく事業を展開しています。時代の変化スピードが速い中で、常に新しい体験作りやモノ作りを取り入れることが出来る環境で日々チャレンジしています。