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【転職ヒント・実践編!】職務経歴書の書き方・活かし方 とは?敏腕転職エージェントがズバリ教えます!(セールス/マーケティング職編)

【転職ヒント・実践編!】職務経歴書の書き方・活かし方 とは?敏腕転職エージェントがズバリ教えます!(セールス/マーケティング職編)

転職の際の提出物といえば、履歴書と職務経歴書のセットです。履歴書は名前や現住所、学歴、免許・資格など“事実”を記載すればいいのですが、困るのが「職務経歴書」。ネットで見つけたテンプレートを使っていいのか、記入は手書きの方が印象が良いのか、職務経歴はどう書けばいいのか、アピールするために熱い文章の自己PRを書いていいのかなど、様々な疑問に直面します。

今回の【転職ヒント・実践編】では、NESTBOWLのパートナー会社で、ファッション業界に特化した人材紹介サービスやM&Aコンサルティングを提供している『エーバルーンコンサルティング』が全面協力。「職務経歴書の書き方・活かし方」について、同社のVice Presidentで、セールスとマーケティングが専門の北川加奈さんが丁寧にお伝えします。

読み進める前に、まず、北川さんのこの言葉をご紹介。
「提出された職務経歴書は人事部の担当者が目を通しますが、忙しい人事部で書類に目を留めてもらうには要点の押さえかたが鍵になります。」では、どのように人事部にアピールすれば効果が生まれるのでしょう。

北川 加奈さん/エーバルーンコンサルティング株式会社 Vice President
静岡県浜松市出身。大学卒業後イギリスへ留学。帰国後は地元の静岡にて塾講師として勤務。2008年にウォールストリートアソシエイツ(現エンワールド)入社のため上京。2017年にAllegis Group Japanに入社、ASTON CARTER プリンシパルコンサルタントとして勤務。2021年1月にエーバルーンコンサルティング入社。

職務経歴書の書き方のテクニック、教えます

職務経歴書は“キャリアの説明書”です。書き方のテクニックについていろいろご紹介していきます。

①テンプレート使って、PCで作成する

今は、エージェントと採用企業のやりとりはすべてメールで行っています。そのため、書類を手書きする必要はありません。書式も自分の希望職に合ったテンプレートで大丈夫。なかには、ウェブデザイナーが自分の個性とテクニックを見せたいとオリジナルの書式で提出する人もいますが、作品は別途提出するのがベターです。

②一番直近の職歴から記載していく

履歴書の学歴・経歴は古い年代から書きますが、職務経歴書は、直近の職歴から書いてください。人事担当が知りたいのは、「今、どんなポジションで、どんな仕事をしているか。」職歴が長い人ほど、今やっている仕事を一番強くアピールしましょう。

③成果を「数値」にして書く

職務経歴書ではここが一番のポイント! 成果を「数値」にして書くというのは、例えば、営業ならどれだけの売上を作ったかを数字で示すということ。営業職でも、職務経歴書に自分の成果や売上が一切書かれていないことがあります。そういう成果の見えない書類は、能力への疑問につながってしまいます。また、マーケティング職の人も、売上に大きく関わる職種なので、成果や数字で表すことが出来る経験を数字で記載されていないと、やはり能力への疑問を持ってしまうことに。

成果を「数値」にするのは、たとえば、「目標に対して何パーセント貢献したか」など達成率を記載するのが基本。採用する企業にとっても成果が数値で示されていると客観的に判断しやすくなります。同じように、「5人の部下をまとめていた」とか、「2020年に前年250%売上達成して社長賞をもらった」など、会社の守秘義務を守りつつ、より具体的な数値化を行うといいでしょう。数字が入っていると印象に残って、面接に結びつくきっかけにもなります。

④自分の仕事や成果を客観視してみる

企業で働いている人は、自分の成果は客観的に表現しづらいと感じているものです。とても素晴らしい成果を持っているのに、職務経歴書に書いていないことがたくさんあったりします。自分にとっては当たり前のことで、それを成果として書いていいのか迷って、記載をためらってしまうのです。職務経歴書と向き合うときは、自分を一度客観視するのもテクニックの一つ。

「成果を強調することが大事、という客観的な気づきを得るためのお手伝いをすることもエージェントの仕事です」と北川さん。

⑤長々と文章で書かない

希望する企業への自己PRは、つい熱が入って長々と書いてしまいがちですが、人事部の担当者は忙しいので、文章を全部読んでそれを覚えているというわけではなく、要点に着目しています。そこで大事なのが、前述の「数字」です。たとえば、箇条書きの形で書いていくのも一つのポイントになります。

⑥企業研究を踏まえて職務経歴書を書く

職務経歴書を提出する段階から、希望する会社のホームページをしっかり読み込んで書くことが大事です。「どこにでも出している職務経歴書」だと思われないよう、「本当に御社にだけ出している」ことをアピールし、気配りや細心の注意を払いましょう。

「自分らしい職務経歴書の作り方」のコツとは

①職歴が浅い、キャリアが途絶えている人は…

例え資格取得など将来のキャリアアップのためだったとしても、日本の文化では、キャリアの途中で学校入学などの空白の部分が入ると厳しい目を向けられてしまうことも。そういう時は、「学ぶことで何を得ることが出来たのか。改善された点等」をロジカルに説明することでアピールポイントへと変えることができます。職歴が浅い人は、その仕事をした1~2年の中で「何をしてきたか」を数字を交えながら具体的に書き、実績をきちんと伝えることを意識しましょう。

②特定の業務に就きたいと思っている人は…

たとえばマーケティングでは、最近CRM(Customer Relationship Management)が人気があります。CRMのポジションに応募する時に、「マーケティング全般に強い」と書くより、特にCRMにフォーカスして職務経歴書を書くというのも大事なポイント。企業でSNSを担当していたなら、どれだけフォロワーを増やしたか、動員したかという「数字」を強調することがアピールポイントにつながります。

<まとめ>

日本においても、外資系企業の場合は転職でステップアップしていくことが通常とされていますが、古くからある日本企業は、まだまだ「会社を転々としていると、すぐ次に行くのではないか」など警戒されることも事実です。転職には、人間関係、年収、キャリアアップなど様々な理由がありますが、職務経歴書は、応募する会社の職種にきちんと目線を合わせて書くことが基本。就きたい仕事、業務にフォーカスして仕上げましょう。この記事を通じ、職務経歴書をアップデートして転職活動が実りあるものになることを願っています。

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「エーバルーンコンサルティング(A Balloon Consulting)」は、東京と大阪を拠点にしたファッション業界に特化した人材紹介サービス会社。販売スタッフからエグゼクティブクラスまで、ファッション業界の優良な人材と企業をつなぐエージェントとして、多くの紹介実績を持つ。