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知っておきたい時計の基本知識!知識を深め、仕事の幅に広がりを

知っておきたい時計の基本知識!知識を深め、仕事の幅に広がりを

知れば知るほど奥が深く、知ると世界が広がるとも言われる時計!そこで今回は時計の知識を深めるべく、ベーシックな時計の知識をご紹介。一見、難しそうに思える時計の知識も、基本を押さえれば見るべきポイントがわかってくるはず。奥深く魅力的な時計の世界への第一歩として、ぜひご覧ください。

時計が生まれた由来

いまでは、時計で時間を確認することは何気ない行為。しかし時計がどのような変遷をたどってきたのか、知っている人はわずかです。まず時計が生まれた由来を詳しく見ていきましょう。

始まりは「日時計」

当時の人々は太陽や月、星座などの天体を観測することで、時間や日付、季節を確認していました。

地面に棒をたて、太陽とその棒が作る影の位置によって時刻を把握しており、この日時計が人類最古の時計と言われています。

次に発明されたのが「水時計」

日時計は曇りや雨の日、夜間は役に立たないことから生まれたのが、水時計。

水時計は、紀元前1400年頃に発明されています。容器から一定の速さで水が流れ出すように工夫し、水面の高さで時間を測る仕組み。

しかし、水時計にも水が蒸発し凍ってしまうなどの弱点が存在し、このころから人々は工夫をこらし、ローソクやランプを用いた「燃焼時計」や「砂時計」など様々な時計を作り出します。

その後生まれたのが「機械式時計」

出典:株式会社世界文化ホールディングス

その後、14世紀始めには西洋で機械式時計が発明され、神の時間から機械の時間へと形を変えます。

15〜16世紀には、各地の市庁舎広場や市場に機械式の時計塔が建てられ、より正確な機械式時計が普及し始めました。時計が設置されたことによって、市民には時間意識の革命が起き、1日の単位や1時間単位と言った時間を意識し出すようになりました。

機械式時計は、おもりを動力とし金属製のぜんまいを巻き上げることでエネルギーを蓄え、ぜんまいが解けて元に戻ろうとする力を動力源としています。

いくつもの小さな部品によって組み立てられた機械式時計は、今でも根強い人気を誇っています。

時計技術が格段に進歩し生まれたのが「腕時計」

18世紀ごろには、時計技術が格段に進歩し懐中時計は一般的となりました。

19世紀に入ると時計はさらに小型化され、ブレスレットをつけた宝飾品のような時計も登場しています。また同じ頃、腕時計も作られていましたが精度や視認性が悪く、普及しませんでした。

しかし腕時計の状況が一変したのは、1914年〜1918年の第一次世界大戦後頃と言われています。戦争となれば、切実な問題だったのが時間管理。戦争の最中、当時一般的だった懐中時計を取り出し確認する行為は危険を伴います。

そんな問題を解決すべく、1880年頃に当時のドイツ皇帝がジラール・ペルゴ社に2000個の腕時計の製作を依頼したことで腕時計の開発・発展の契機となりました。

この歴史が、腕時計が量産された瞬間だったのです。

機械式腕時計の魅力に迫る!

動力の違いだけでもいくつもの種類がある腕時計。中でも、特に愛好家たちに注目されているのが機械式と言えるでしょう。ここでは、機械式腕時計の魅力について紹介します。

美しいメカニカルを存分に堪能できる

機械式腕時計の最大の魅力は、その複雑な機械部品が織りなす芸術的な美しさ。

ひとつひとつの部品が複雑に絡み合うことで時を刻む機械式の動きに魅力を感じる方は、デジタル化が進んだ現代でも数多く存在しています。

技術的な工夫やテクニックから作り出される美しさは、機械式腕時計ならではの魅力といえるでしょう。

資産価値が高い

機械式腕時計は、機械式腕時計の技術が確立した18世紀当時から大きく機構が変わっておらず、機械式腕時計の多くが職人の手作業により生み出されています。

そのため、使用されるパーツも多くその数は膨大とも言われています。

複雑な機構とされている機械式は、資産価値は高くなる傾向があります。

世界最高峰の世界を生み出す「3大複雑機構」

出典:株式会社グローバルブランディング

機械式時計には、“世界三大複雑機構(世界三大コンプリケーション)”とも言われる機構が存在します。

その機構の一つが、重力を分散させる「トゥールビヨン」。トゥールビヨンとは、フランス語で「渦」を意味し、天才時計師のアブラアン-ルイ・ブレゲによって1800年代に発明されたズレをキャンセルする機構です。

また音で時を知らせる「ミニッツリピーター」は、ハンマーを動かしてゴングを鳴らす最高クラスの難度と称されている機構で、精巧かつ複雑に設計されています。

そして100年単位で修正不要な「パーペチュアル(永久)カレンダー」。各月の日数や閏年を判別し、時計が動き続ける限り、“永久に”実際のカレンダーを正しく表示させる機構のこと。

これら3つの複雑機構は特に複雑度が高いとされるもので、機械式腕時計を購入する際の大事なポイントとなり、長い歴史ときわめて高度な技術力を要します。

時計は知れば知るほど楽しい!

知識を知る度に、時計の楽しさや所有する喜びが深まることが請け合い。またその人気の高さから、近年では新たなムーブメントでより高い精度にアップデートされた腕時計も多く登場しています。ファッションとも親和性が高いため、販売員なら時計のことも知っておくと、仕事の幅が広がる可能性も秘めています。

高まりを見せる時計市場

近年高まりを見せている時計市場。2022年の売上高は43%増加し、次々と売り場を拡大する百貨店もちらほら。また数十万円以上の商品をそろえる高級時計店の開業も相次いでいるのです。

そんな高まりをみせる市場が後押しし、販売員として「ウォッチ&ジュエリーの年収が最も高い」という結果も出ています。

売れれば売れるほど個人の収入は増えるため、ファッション業界の販売職で高みを目指すなら、時計が好き、興味があるという人は、挑戦する価値は高いのかも知れませんね。

時計販売員には必須の資格とは

高級商材が多い時計の販売においては、専門的な知識と適切な接客が求められる傾向が強いと言われています。

ならば、時計の広範な知識を身につける「ウオッチコーディネーター」という資格に挑戦してみるのも一つの手です。

ウオッチコーディネーター資格には、時計の歴史や構造、さらに販売についての基礎知識などが含まれ、時計販売における登竜門のような試験なのかも知れません。

奥深く魅力的な時計の世界 

時計の世界は、知れば知るほど奥深いものでとても魅力的です。手のひらに収まるようなあの小さな世界で繰り広げられる緻密な世界。この記事が時計への興味の一歩になれば幸いです。

【NESTBOWL×LVMH Watch & Jewelry共催】ラグジュアリーブランドを知り、学びを深める新しいネットワーキングコミュニティ「Discover LVMH Watch & Jewelry Vol.1」開催のお知らせ

LVMHグループの高級時計やハイジュエリーセグメントで事業を展開している LVMH Watch & Jewelryと共催で新たなネットワーキングコミュニティを開催します。 LVMH Watch & Jewelryやラグジュアリービジネスにご興味をお持ちの方を対象として、普段知ることがない企業の裏側やラグジュアリービジネスの最前線を一緒に学ぶことにより、 自身のキャリアやビジネスに役立つヒントを得ることを目的としたコミュニティです。記念すべき第1回目はLVMH Watch & Jewelryのブランド人事が登壇をして、パネルディスカッションを実施予定。イベントの後半にはネットワーキングタイムを設けており、 LVMH Watch & Jewelry社員や参加者同士の交流を図り、リアルイベントならではの出会いを作り出します。 参加人数に限りがありますので、ご興味がある方はお早めにお申し込みください!

イベント詳細ページ
日時:11月9日(木) 17:00‐19:00(16:30 受付開始)
定員:20名(予定)
場所:LVMH Watch & Jewelry Tokyo Office※詳細は参加者のみに事前にお伝えします
参加費:無料(事前申込制)
参加方法:以下 Google フォームより必要事項にご記入の上、お申し込みください。
応募フォーム
※上記Googleフォームを利用できない場合は、最下部のメールアドレスよりお問い合わせください。
締め切り:11月2日(木)18:00まで
※応募多数の場合は抽選となります。
※運営よりお送りする正式なご案内メールが確認できない場合、ご入場をお断りする場合がございます。予めご了承ください。

問い合わせ:NESTBOWL株式会社
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