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ラグジュアリーブランド販売員が「次に働きたいブランドランキング」!ファッションからジュエリーへの転向希望が多数 NEW

ラグジュアリー・ファッション業界の採用支援を行うエーバルーンコンサルティングの五十野正人さんがお届けする、ラグジュアリーブランドの考察シリーズ。今回は、実際に転職を希望しているラグジュアリーブランドの販売員の方々に「次に働きたいブランド」をヒアリングし、その傾向や背景を分析した。


■調査概要
調査対象:転職を希望するラグジュアリーブランドの販売・マネジメント職 40名
年齢:平均38.7歳(25〜54歳)
男女比:女性22名(55%)/男性18名(45%)
現職ポジション:Staff/Store Manager/Assistant Store Manager/その他の管理職・専門職
調査方法:エーバルーンコンサルティングによる個別ヒアリング
調査時期:2026年6月~10月

参照:ヒアリングデータ全40件より算出


五十野 正人さん/エーバルーンコンサルティング株式会社 シニアヴァイスプレジデント
大阪府出身。大学卒業後、セレクトショップにて販売、外資系ラグジュアリーブランドにてマネジメント職を経験。2011年にエーバルーンコンサルティング入社。大阪オフィスに在籍し、自らのネットワークを活かし、マネジメントからストアオペレーションまで全国のショップ系求人を担当する。 


販売員が選ぶ、次に働きたいブランド・トップ5

現場の販売員から特に支持を集めた上位5ブランドは以下の通りです。

1位:Prada (プラダ)  25.0% 
2位:CHANEL(シャネル) 20.0%
3位:Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル) 15.0%
4位:Cartier(カルティエ) 7.5%
5位:Loro Piana(ロロ・ピアーナ) 5.0% /GRAFF(グラフ) 5.0%

※複数ブランドを希望している場合は、それぞれを1票として集計。また、今回は「CHANEL(ファッション)」と「CHANEL ウォッチ&ジュエリー」を同一ブランドとして集計しています。

回答者の声(一部)

・「Prada」を選んだ人:「インセンティブ制度が充実している」「テイストが好き」

・「CHANEL(Watch & Jewelry)」を選んだ人:「安定感のある宝飾分野で長く活躍したい」

・「Van Cleef & Arpels」を選んだ人:「ブランドの評判が良く、長く勤務できる宝飾ブランドが良い」「売上が安定しているところで働きたい」

ファッションからジュエリーへ。転職希望者の7割が求めるキャリア

今回のヒアリング結果を見ると、現在売上が好調なブランドがそのまま「行きたいブランド」として反映されている傾向が顕著でした。

特に、ジュエリー・宝飾・時計分野への関心が高く、全回答者40名のうち17名(42.5%)が同分野への転職を希望しています。また、ジュエリー・宝飾希望者の平均年齢は37.8歳(女性 64.7% / 男性 35.5%)と、女性比率がやや高い傾向にあります。

ジュエリー・時計希望者の70.6%以上がファッションブランド出身

ジュエリー希望者のバックグラウンドを分析すると、17名中12名(70.6%)が現職(前職)ファッションブランドの出身者であることが判明。ファッションやファッション雑貨分野で培った高い接客力や顧客づくりノウハウを土台にしつつ、より安定した商材と顧客層へステップアップしようとする動きが見受けられます。なお、逆にジュエリーからファッションへキャリアチェンジを希望するケースはわずか1名にとどまりました。

ジュエリー・時計希望者の17名中7名が「長期的なキャリア形成」を重視

ジュエリーや時計カテゴリーを希望する方のうち、17名中7名(41.2%)が「長期的なキャリア形成」を最重要視していることがわかりました。

ファッション業界特有の景気変動や売り上げの不安定さに懸念を抱き、「長く安心して勤務できる宝飾ブランド」や「事業基盤が非常に安定している会社」を求める声が強く現れています。さらに、「落ち着いた環境で一人ひとりのお客様とゆっくり丁寧に接客したい」「より商材のグレードを高めたい」といった、接客スタイルやキャリアの質の変化を理由に挙げる方も目立ちました。


ファッションブランド希望者の4割弱が、マネジメント志向

一方、ファッションブランドへの転職を希望する層は、動機が非常に多岐にわたります。最も高かったのがキャリアアップ・マネジメント志向(38.9%)で、次いでブランドデザインやテイストへの強いこだわり(27.8%)が続きました。

また、ファッション希望者の平均年齢は38.8歳(女性 55.6% / 男性 44.4%)と、男女ともにバランス良く分布しているのが特徴です。

回答者の声(一部)

・「Prada」を選んだ人:「マネジメントの規模をさらに拡大したい」「リテールマネージャーを目指したい」「デザインやテイストが好きで、最近非常に勢いがありイメージが良い」「新卒でファッションを経験し、ステップアップとしてラグジュアリーブランドへ挑戦したい」

・「CHANEL」を選んだ人:「憧れのブランド」「店舗オペレーションの重要性を会社全体が深く理解しており、働きやすい」

マネジメント規模の拡大やリテールマネージャーへの昇格を目指す姿勢、年収や充実したインセンティブ制度への期待、あるいは世界観やデザインに対する情熱が転職の大きな動機となっています。


変化する転職市場。ラグジュアリー業界で求められる人材とは 

今回のヒアリング結果について、エーバルーンコンサルティング・五十野正人さんは次のようにコメントしました。

「ジュエリー業界を希望する人のうち、ファッション業界からのシフトを希望する人が約7割に達している点は、近年の転職市場の大きなトレンドを象徴しています。景気変動に左右されにくい安定した経営状況や、一人ひとりのお客さまとじっくり向き合える、丁寧な接客環境を求める人が増えており、長期的な視野でキャリアを描く方が増えていると感じます。

一方で、ファッションブランドを希望する層は、リテールマネージャーへの昇格やマネジメント規模の拡大といった明確なキャリアアップ、そしてブランドの哲学やデザインへの強いこだわりが動機となっています。 

インバウンドの変動を経験したラグジュアリーブランドは今、ローカル顧客の獲得を見据えた組織づくりに注力しています。それに伴い、単なる販売スキルだけでなく、お客さまに感動を与えるホスピタリティマインドやパーソナルスキルが、今後のラグジュアリー業界の採用においてますます重要視されていくでしょう」

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「エーバルーンコンサルティング(A Balloon Consulting)」は、東京と大阪を拠点にしたファッション業界に特化した人材紹介サービス会社。販売スタッフからエグゼクティブクラスまで、ファッション業界の優良な人材と企業をつなぐエージェントとして、多くの紹介実績を持つ。